ベンチプレスについて調べていると、1RM、RPE、トップシングル、81cmライン、レッグドライブなど、意味が分かりにくい用語が数多く登場します。
このページでは、ベンチプレスを理解・実践するうえで登場する204語をまとめています。検索欄に用語を入力するか、英数字・50音の索引から探してください。
詳細記事や計算機がある用語は、各項目のリンクから詳しい解説へ移動できます。ここではまず、用語の意味とベンチプレスでの使われ方を短く確認できます。
204語を掲載しています。
英数字
- %1RM
-
使用重量を1RMに対する割合で表したもの。
ベンチプレスでは:例:1RMが100kgなら80kgは80%1RM。強度設定の共通尺度として使う。
- 10/8/5プログラム
-
10回、8回、5回の段階を利用して重量を進める当サイトで扱うベンチプレス向けプログラム。
ベンチプレスでは:各反復帯で設定したセットを達成しながら重量を上げる。
※ 当サイト独自の運用ルールを含むため、一般用語としての「10/8/5」とは区別する。
- 10回3セット
-
同じ種目を10回×3セット行う代表的なセット構成。
ベンチプレスでは:初心者の反復練習やボリューム確保に使われるが、最適重量は目的と余力で変わる。
- 1RM
-
別名・表記:MAX / マックス / ワンRM
所定のフォームやルールで、1回だけ挙上できる最大重量。One-Repetition Maximumの略。
ベンチプレスでは:最大筋力の代表的な評価値で、%1RMによる重量設定や目標管理の基準になる。
- 1RM測定
-
別名・表記:MAX測定 / 1RM 測定方法 / MAX測定 方法 / MAX測定 頻度 / MAX測定 前日 / MAX測定 ウォームアップ
所定のフォーム・ルールで、1回挙上できる最大重量を段階的に試して確認するテスト。
ベンチプレスでは:MAX更新や競技力の確認に使う。比較する場合は、可動域・止め・器具など測定条件をそろえる。
※ ウォームアップ、試技間休息、安全設備を含めて計画する。
- 5 to 8プログラム
-
5回から8回まで反復数を伸ばしてから重量を上げる、当サイトで扱う進行法。
ベンチプレスでは:重量と反復数の両方を段階的に進める。
※ 当サイトでの名称・運用を前提とする。
- 5/3/1
-
Jim Wendlerが広めた、主に5回・3回・1回系の反復帯と段階的な負荷進行を用いる筋力プログラム。
ベンチプレスでは:ベンチプレスを主要リフトの一つとして組み込める。
※ 派生テンプレートが多いため、具体的なセット構成は方式ごとに異なる。
- 81cmライン
-
パワーリフティング用バーにある、ベンチプレスの最大グリップ幅を確認するための目印。
ベンチプレスでは:IPFの2026年ルールでは、人差し指間の幅は81cmを超えてはならず、最大幅を使う場合は両人差し指全体が81cmマークに接触する。
※ 競技では所属団体の最新ルールを確認する。
- AMRAP
-
As Many Reps As Possibleの略で、所定重量で可能な限り多く反復するセット。
ベンチプレスでは:プログラムの進捗確認や推定1RM算出に使われることがある。
※ フォーム基準や失敗まで行うかどうかを事前に決めると比較しやすい。
- DUP
-
別名・表記:Daily Undulating Periodization / DUP 筋トレ
Daily Undulating Periodizationの略。同じ週の中でも日ごとに回数・強度・目的を変える方式。
ベンチプレスでは:重い日・中程度の日・高回数の日などを組み合わせるときに使われる。
- EMOM
-
Every Minute On the Minuteの略。毎分の開始時に決めた回数を行い、残り時間を休む方式。
ベンチプレスでは:低回数の高頻度セットなどで時間を固定して練習するときに使う。
- GVT
-
別名・表記:ジャーマンボリュームトレーニング
German Volume Trainingの略。一般に同一種目を10回×10セット行う高ボリューム方式として知られる。
ベンチプレスでは:ベンチプレスに用いる場合は総反復数が多くなるため、重量設定と疲労管理が重要。
- IPF
-
International Powerlifting Federation(国際パワーリフティング連盟)の略。
ベンチプレスでは:国際大会の技術ルールや用具規定などの基準を定める主要団体。
※ 最新ルールはIPF公式資料で確認する。
- IPF GLポイント
-
別名・表記:GLポイント
IPF GL Formulaを用いて、体重の異なる選手の競技成績を比較するためのポイント。
ベンチプレスでは:体重を入力し、性別・Classic/Equipped・競技種別に対応した係数を用いて、記録を相対評価する。
※ IPFでは2020年5月から、2018年導入の旧IPF Formulaに代えて使用されている。
- IPF Points(旧IPFフォーミュラ)
-
別名・表記:IPFポイント
IPFが2018年に導入した旧体重補正方式によるポイント。
ベンチプレスでは:現在のIPF GL Pointsとは計算式が異なるため、過去記録や旧計算機を見るときに区別する。
※ IPFは2020年5月からIPF GL Pointsへ移行した。検索上「IPFポイント」がGL Pointsの意味で使われる場合もあるため文脈に注意。
- JMプレス
-
ベンチプレスとライイング・トライセプスエクステンションの中間に近い動作で行う上腕三頭筋種目。
ベンチプレスでは:ロックアウト付近の肘伸展力を狙う補助種目として使われる。
- JPA
-
公益社団法人日本パワーリフティング協会の略。
ベンチプレスでは:日本国内の公認大会、選手登録、ルール運用などに関わる。
※ 国内大会はJPAの最新通達・大会要項を確認する。
- Jカップ
-
ラック支柱に取り付けてバーベルを載せるフック状の部品。
ベンチプレスでは:ラックアップしやすい高さと左右位置に設定する。
- PR(自己ベスト)
-
別名・表記:PR / PR更新
Personal Recordの略で、過去の自分の最高記録。
ベンチプレスでは:1RMだけでなく、100kg×8回など特定条件の自己ベストにも使われる。
- RIR
-
Repetitions in Reserveの略。セット終了時に「あと何回、同じ基準の反復を完遂できそうか」を表す推定値。
ベンチプレスでは:RIR2なら、あと約2回できる余裕を残してセットを終えたという意味。
※ 自己推定なので誤差がある。トレーニング経験や限界への近さによって精度は変わる。
- RM
-
Repetition Maximumの略。nRMは、所定のフォームでn回は反復できるが、さらに反復するのが難しい重量を表す。
ベンチプレスでは:1RM、5RM、10RMなどの形で、最大筋力の評価やトレーニング重量の設定に使う。
※ RMは「回数」ではなく、その回数を限界付近で行える重量を指す文脈が基本。
- RPE
-
Rate of Perceived Exertionの略。筋力トレーニングでは、残り反復回数(RIR)と対応させた1〜10のRPEスケールがよく使われる。
ベンチプレスでは:RPE10=余力0回、RPE9=余力約1回というように、セットのきつさや重量調整に使う。
※ RPEには別の尺度もある。ここでは筋力トレーニングで使われるRIRベースのRPEを指す。
- TFCC
-
別名・表記:TFCC ベンチプレス
Triangular Fibrocartilage Complex(三角線維軟骨複合体)の略で、手首の小指側を安定させる組織群。
ベンチプレスでは:ベンチプレスで手首の小指側に痛みがあるときに話題になることがある。
※ 痛みの原因を自己診断する用語ではない。持続・悪化する痛みは医療機関で評価する。
- VBT
-
別名・表記:Velocity Based Training / VBT 筋トレ
Velocity Based Trainingの略。主にコンセントリック局面の挙上速度を測定し、負荷設定や疲労管理に利用する方法。
ベンチプレスでは:同じ重量での速度変化や、セット内の速度低下を当日の状態・疲労の判断材料にする。
※ 速度と%1RMの関係は個人・種目・測定機器で異なる。
- Velocity Loss
-
セット内で、基準となる反復に対して挙上速度が何%低下したかを表す指標。
ベンチプレスでは:一定の速度低下率に達したところでセットを終了するなど、疲労管理に利用される。
※ 最初の反復ではなくセット内の最速反復を基準にする方法もあり、基準反復と速度指標をそろえないと比較できない。
- Wilks係数
-
体重の異なる選手の挙上成績を比較するために用いられてきた体重補正式。
ベンチプレスでは:ベンチプレスやパワーリフティングの相対的な強さ比較で使われることがある。
※ 現在のIPF公式ポイントはIPF GL Pointsであり、Wilksとは別方式。
あ行
- 足上げベンチプレス
-
足を床から離して行うベンチプレスの総称。
ベンチプレスでは:レッグドライブを使いにくくし、上半身主体で練習するバリエーションとして使う。
※ 足の置き方や臀部・背中の条件は実施方法によって異なる。
- 足の位置
-
別名・表記:足の位置 ベンチプレス
ベンチプレス中に床へ置く足の位置。
ベンチプレスでは:ブリッジ、レッグドライブ、臀部の接触、安定性に影響する。
- アセンディングセット
-
セットごとに重量を上げていくセット法。
ベンチプレスでは:高重量へ段階的に到達する構成で使われる。
- インクラインベンチプレス
-
背もたれを起こしたベンチで行うプレス種目。
ベンチプレスでは:フラットベンチと比べて肩関節の動きや扱える重量、筋活動の配分が変わる。
- インターバル(セット間休息)
-
別名・表記:インターバル 筋トレ / インターバル / セット間休息
セットとセットの間に取る休憩時間。
ベンチプレスでは:高重量・高出力を保ちたい場合は、短すぎる休憩で次セットの性能を落とさないようにする。
- インピンジメント
-
別名・表記:インピンジメント ベンチプレス
組織が関節周辺で挟み込まれる・圧迫される状態を指す一般的な医学用語。
ベンチプレスでは:肩痛の説明で使われることがあるが、痛みの原因は一つではない。
※ ベンチプレス中の肩痛をこの語だけで自己診断しない。
- ウォームアップ
-
別名・表記:ウォームアップ ベンチプレス
本番のセットや試技に備えて、体温・動作・神経系を段階的に準備すること。
ベンチプレスでは:軽い重量から徐々に上げ、疲労を残し過ぎないことが重要。
- ウォームアップセット
-
メインセットやMAX測定前に行う準備用のセット。
ベンチプレスでは:重量が上がるほど回数を減らし、準備と疲労のバランスを取る。
- 運動学習・技術習得
-
別名・表記:技術習得 筋トレ / 技術習得 / 運動学習 筋トレ / 運動学習
反復練習によって動作の再現性や効率が高まる過程。
ベンチプレスでは:セットアップやバー軌道を繰り返し練習する意味を説明するときに使う。
- エキセントリック
-
筋が力を出しながら長くなる局面。
ベンチプレスでは:主にバーを胸へ下ろす局面に当たる。
- エブリベンチ
-
ベンチプレスを非常に高い頻度、しばしば毎日のように行う練習スタイル。
ベンチプレスでは:1回あたりの負荷や疲労を管理しながら、フォーム練習と頻度を高める考え方。
- エルボータック
-
肘を体側へ寄せる方向に保つ動作・キュー。
ベンチプレスでは:過度に肘を閉じるのではなく、手幅やタッチポイントとの関係で考える。
- エルボーフレア
-
挙上中に肘が外側へ開く動き。
ベンチプレスでは:ボトムからロックアウトにかけて自然に起こる場合もあり、単純に良否では判断できない。
- オートレギュレーション
-
その日の状態や実際のパフォーマンスに応じて重量・回数・セット数を調整する方法。
ベンチプレスでは:RPE、RIR、バー速度、当日のトップセットなどを判断材料にできる。
- オーバーヘッドプレス
-
別名・表記:OHP
立位や座位でバーベルなどを頭上へ押し上げるプレス種目。OHPとも呼ばれる。
ベンチプレスでは:肩・上腕三頭筋の押す力を鍛える補助種目として使われる。
- オープナー
-
別名・表記:オープナー パワーリフティング
大会の第1試技で申告する重量を指す俗称。
ベンチプレスでは:確実に成功させやすく、その日の流れを作れる重量が選ばれることが多い。
※ 正式な申告手続き・変更ルールは大会規定に従う。
- オールアウト
-
余力をほとんど残さず最大限まで行うこと。
ベンチプレスでは:セットを失敗直前または失敗まで行う意味で使われることが多い。
※ 文脈によって「失敗まで」を必ずしも意味しない。
か行
- 階級
-
別名・表記:パワーリフティング 階級
体重によって選手を分ける競技区分。
ベンチプレスでは:同じ体重区分の選手同士で順位を競う基本区分。
※ 階級区分は団体・年齢・大会要項で確認する。
- 回復
-
別名・表記:回復 筋トレ
トレーニングで生じた疲労から、次のパフォーマンスを発揮できる状態へ戻る過程。
ベンチプレスでは:睡眠、栄養、練習間隔、負荷設定などが関係する。
- 肩関節(肩甲上腕関節)
-
別名・表記:肩関節 / 肩甲上腕関節
肩甲骨の関節窩と上腕骨頭で構成される関節。
ベンチプレスでは:下降で水平外転・伸展方向、挙上で水平内転・屈曲方向の動きが組み合わさる。
- 肩関節水平内転
-
腕を肩の高さ付近で身体の前方・内側へ動かす動作。
ベンチプレスでは:大胸筋が担う主要な関節運動の一つ。
- 可動域(ROM)
-
別名・表記:ROM 筋トレ / 可動域 ベンチプレス
Range of Motionの略で、関節やバーが動く範囲。
ベンチプレスでは:ブリッジ、手幅、種目バリエーションなどでROMは変わる。
- 関節角度
-
別名・表記:関節角度 筋トレ
関節を構成する骨同士の位置関係を角度で表したもの。
ベンチプレスでは:肘・肩の角度からフォームやモーメントアームを分析するときに使う。
- 胸郭
-
肋骨、胸骨、胸椎などで構成される胸部の骨格。
ベンチプレスでは:ブリッジや呼吸による胸の高さ、肩甲骨の土台に関係する。
- 胸骨
-
胸郭前面の中央にある骨。
ベンチプレスでは:タッチ位置や胸郭の高さを説明するときの解剖学的目印になる。
- 胸椎
-
脊柱のうち胸部に位置する12個の椎骨。
ベンチプレスでは:ブリッジや上背部の姿勢を説明するときに使う。
- 胸椎伸展
-
胸椎を後方へ反らす方向の動き。
ベンチプレスでは:ブリッジで胸郭を高くする要素の一つ。
- 挙上速度(バー速度)
-
別名・表記:挙上速度 / バー速度
バーを押し上げる局面での移動速度。VBTでは平均速度、平均推進速度、最高速度などの指標が使われる。
ベンチプレスでは:同じ重量での速度変化やセット内の速度低下を、当日の状態や疲労をみる材料にする。
※ 比較するときは、測定機器と速度指標をそろえる。
- 切り返し
-
別名・表記:切り返し ベンチプレス
下降局面から挙上局面へ方向を変える瞬間。
ベンチプレスでは:胸でのタッチ、停止、反動の使い方が影響する。
- 筋持久力
-
一定の負荷で反復や力発揮を維持する能力。
ベンチプレスでは:同じ重量で複数セット行ったときの回数維持などに関係する。
- 筋肥大
-
筋線維の断面積などが増え、筋肉が大きくなる適応。
ベンチプレスでは:大胸筋や上腕三頭筋などの筋量増加は、長期的な筋力向上の土台になり得る。
- 筋力測定
-
別名・表記:最大筋力 測定
筋力を一定の手順で評価すること。
ベンチプレスでは:1RM測定、推定1RM、一定重量での反復数などが代表的な方法。
- 屈曲型フォーム
-
当サイト内で、肩関節の屈曲方向の動きを相対的に強く使う特徴を説明するための分類。
ベンチプレスでは:フォーム相性や補助種目選択を整理するための便宜的な表現。
※ 一般に標準化されたフォーム分類ではない。
- クラスターセット
-
1セット内の反復の間に短い休息を挟むセット法。
ベンチプレスでは:通常の連続反復より出力や挙上速度を保ちやすくする目的で使われる。
- グリップ
-
別名・表記:グリップ ベンチプレス
バーの握り方や手の置き方。
ベンチプレスでは:手幅、親指の位置、手首の角度などを含めてフォームに影響する。
- ケツ上げベンチプレス
-
臀部をベンチから浮かせて行うベンチプレス。
ベンチプレスでは:通常より有利な姿勢で高重量を扱う練習として使われることがある。
※ IPF系競技では試技中に臀部がベンチから離れると失敗判定になる。
- 肩甲骨
-
別名・表記:肩甲骨 ベンチプレス
胸郭の背面にある左右一対の骨で、上腕骨や鎖骨と連動して肩を動かす。
ベンチプレスでは:ベンチ上での位置と安定性がセットアップに大きく関係する。
- 肩甲骨下制
-
別名・表記:肩甲骨 下制 ベンチプレス
肩甲骨を下方へ動かす動き。
ベンチプレスでは:肩をすくめないセットアップの説明で使われる。
- 肩甲骨内転
-
別名・表記:肩甲骨 内転 ベンチプレス / 肩甲骨を寄せる ベンチプレス
肩甲骨を背骨側へ近づける動き。
ベンチプレスでは:セットアップで上背部を固定する説明に使われる。
- 懸垂
-
バーにぶら下がり、身体を引き上げる自重プル種目。
ベンチプレスでは:背部の筋力や肩周辺のトレーニングとして補助に組み込まれる。
- 検量
-
別名・表記:パワーリフティング 検量
競技前に公式体重を測定し、出場階級などを確認する手続き。
ベンチプレスでは:試技開始前に定められた時間帯で行われる。
※ 時間や手続きは大会要項を確認する。
- 限界反復
-
その重量では次の1回を完遂できない、またはほぼできないところまで反復すること。
ベンチプレスでは:RM測定やAMRAPの解釈で使う。
- 広背筋
-
背中の広い範囲から上腕骨へ付着し、肩関節の伸展・内転・内旋などに関わる大きな筋。
ベンチプレスでは:主働筋ではないが、上腕の位置調整やセットアップ中の肩周辺の安定に関与する。
※ 「広背筋でバーを押す」主働筋として単純化しない。
- 呼吸
-
別名・表記:呼吸 ベンチプレス
吸気と呼気のこと。
ベンチプレスでは:高重量ではセットアップ時に息を取り、体幹を固めてから挙上する方法がよく使われる。
※ 息こらえは血圧を一時的に大きく上げることがある。
- コンセントリック
-
筋が力を出しながら短くなる局面。
ベンチプレスでは:主にバーを押し上げる局面に当たる。
- コンペティションベンチ
-
競技仕様を想定したラック一体型または競技規格に近いベンチ台。
ベンチプレスでは:ラック高やベンチ寸法など競技環境に近い練習ができる。
- コンボラック
-
パワーリフティング競技でスクワットとベンチプレスの両方に使える高さ調整式ラック。
ベンチプレスでは:大会環境に近いラックアップやラック高を練習できる。
さ行
- 最大筋力
-
随意的に発揮できる筋力の最大水準。
ベンチプレスでは:1RMが実用上よく使われる評価指標。
- サイドレフリー
-
左右から試技を確認する副審。
ベンチプレスでは:主審と合わせて複数審判で成功・失敗を判定する。
- サムアラウンドグリップ
-
親指をバーの反対側へ回して握る通常のグリップ。
ベンチプレスでは:IPFの現行ルールでは親指を回してバーを完全に握る必要がある。
※ 競技では団体の最新ルールを確認する。
- サムレスグリップ(スーサイドグリップ)
-
別名・表記:サムレスグリップ / スーサイドグリップ
親指をバーに巻き付けず、他の指と同じ側へ置く握り方。
ベンチプレスでは:一部のトレーニーが手首位置などの好みで使うが、バーが掌側から抜け落ちるリスクがある。
※ IPFの2026年ベンチプレスでは、親指をバーに回して完全に握るサムアラウンドグリップが必要。
- 三角筋前部
-
肩を覆う三角筋の前側部分。
ベンチプレスでは:肩関節の屈曲・水平内転方向の力発揮に関与する。
- 試技
-
別名・表記:第一試技 / 第三試技 / 第二試技 / パワーリフティング 試技
大会で公式記録として認められる挙上の試み。
ベンチプレスでは:通常は第1・第2・第3試技の3回があり、成功した最重量が記録となる。
※ 詳細は大会ルールに従う。
- 試技重量
-
大会で各試技に申告する重量。
ベンチプレスでは:第1試技から第3試技まで、ルールに従って申告・変更する。
- 沈み込み
-
別名・表記:沈み込み ベンチプレス / シンク ベンチプレス
胸・腹部に接触したバーを、静止後にさらに身体側へ沈ませる動き。
ベンチプレスでは:競技では、静止した後に挙上を有利にするようバーを胸・腹部へ沈ませる動作はNo Liftの対象になる。
※ IPFルール上はHeaving/Sinkingとして扱われる。
- 手関節
-
前腕と手をつなぐ関節領域。
ベンチプレスでは:バーの支持位置や手首の伸展角度を考える際に使う。
- 白判定・赤判定
-
別名・表記:Good Lift / 白判定 パワーリフティング / 白判定 / No Lift / 赤判定 パワーリフティング / 赤判定
IPF系競技で、白はGood Lift(成功)、赤はNo Lift(失敗)を示す審判表示。
ベンチプレスでは:3人の審判がそれぞれ判定し、試技の成否が決まる。
※ No Liftの具体的理由は競技ルールの失敗項目に基づく。
- シングルリフト・ベンチプレス競技
-
別名・表記:シングルリフト / 競技ベンチプレス / ベンチプレス競技
ベンチプレス単独の記録で競う競技形式。
ベンチプレスでは:スクワット・デッドリフトを含む3種目競技とは別に開催される。
※ 大会ごとの参加区分・装備区分を確認する。
- シングレット
-
パワーリフティング競技で着用する、身体に密着したワンピース型ウェア。
ベンチプレスでは:大会では競技団体が認める仕様を確認する。
※ 競技規定は団体・大会で最新情報を確認する。
- 神経適応
-
別名・表記:神経適応 筋トレ
トレーニングにより神経系の筋動員や協調が変化すること。
ベンチプレスでは:筋量が大きく変わらなくても、技術や高重量への慣れで筋力が伸びる一因となる。
- 伸張反射
-
別名・表記:伸張反射 筋トレ
筋が急に伸ばされたときに、その筋を収縮させる神経反射。
ベンチプレスでは:切り返しで語られることがあるが、実際の反発は腱・筋の弾性など複数要因を含む。
- 審判コマンド(Start・Press・Rack)
-
別名・表記:スタートコマンド / プレスコマンド / ラックコマンド
IPF系ベンチプレスで主審が出す、開始・押し上げ・ラックへの合図。
ベンチプレスでは:Start後にバーを胸または腹部へ下ろして静止し、Pressで押し上げ、肘を伸ばして静止した後にRackで戻す。
※ コマンドを待たずに動作するとNo Liftの原因になる。
- 重量設定
-
目的や能力に応じて、セットで使用する重量を決めること。
ベンチプレスでは:回数、セット数、RPE、目標1RMなどから決める。
- 上腕三頭筋
-
上腕後面にある筋群で、主に肘関節を伸ばす。
ベンチプレスでは:ロックアウトまでの肘伸展に大きく関与する。
- 推定1RM
-
別名・表記:e1RM
複数回できた重量と回数などから計算で推定した1RM。e1RMとも表記される。
ベンチプレスでは:毎回実測MAXに挑戦せず、普段のセットから強さの変化を追うときに使う。
※ 推定値であり、実測1RMと一致するとは限らない。
- スカルクラッシャー
-
仰向けで肘を曲げ伸ばしし、バーベルやEZバーなどを頭部付近へ下ろす上腕三頭筋種目。
ベンチプレスでは:肘伸展筋群を鍛える補助種目。
- スティッキングポイント
-
別名・表記:スティッキングポイント ベンチプレス
挙上開始後にいったん加速したバーが減速し、速度が局所的に最も低くなる付近。研究では「スティッキングリージョン」として範囲で扱われることも多い。
ベンチプレスでは:失速する位置を観察し、フォームや補助種目を考える手掛かりにする。
※ 単に「失敗した高さ」と完全に同じ意味ではない。
- ストレッチショートニングサイクル
-
別名・表記:SSC 筋トレ
筋腱複合体が伸ばされる局面の直後に短縮局面へ移ることで、後続の力発揮を高める現象。SSCともいう。
ベンチプレスでは:下降から押し上げへ素早く切り返す動作で関与する。
※ 弾性エネルギーや神経学的要因など複数の仕組みが関与し、単純に「伸張反射だけ」ではない。
- ストレートセット
-
複数セットを基本的に同じ重量で行うセット法。
ベンチプレスでは:セットごとの回数低下や余力変化を観察しやすい。
- スポッター
-
別名・表記:スポッター ベンチプレス
安全確保のため、失敗時にバーを受ける補助者。
ベンチプレスでは:高重量練習ではセーフティと併用して事故リスクを減らす。
- スポトプレス
-
バーを胸に触れさせず、胸の少し上で一度止めてから押すベンチプレス。
ベンチプレスでは:ボトム近くでのコントロールや力発揮を練習する補助種目。
- スリングショット
-
別名・表記:スリングショット 筋トレ
両上腕を弾性素材でつなぎ、ベンチプレスのボトム付近を補助する器具。
ベンチプレスでは:通常より重い重量やオーバーロード練習に使われる。
- スリングショットベンチ
-
肘付近を弾性素材でつなぐスリングショットを装着して行うベンチプレス。
ベンチプレスでは:ボトムの補助を受けながら通常より重い重量を扱う練習に使われる。
- セット
-
複数のレップをひとまとまりとして行う単位。
ベンチプレスでは:「5回×3セット」のように回数と組み合わせてトレーニング量を表す。
- セットアップ
-
別名・表記:セットアップ ベンチプレス
ラックからバーを外す前に、ベンチ上で身体と器具の位置を整えること。
ベンチプレスでは:肩甲骨、ブリッジ、足の位置、グリップなどを先に決める。
- セーフティ
-
別名・表記:セーフティ ベンチプレス / セーフティ設定 ベンチプレス / セーフティアーム
失敗時にバーを受け止める安全装置の総称。
ベンチプレスでは:胸や首にバーが乗らない高さへ適切に設定する。
※ 高重量のベンチプレスではスポッターの有無にかかわらず安全確保を優先する。
- 絶対強度
-
実際に使用する重量など、絶対値として表した負荷。
ベンチプレスでは:100kgという重量自体は絶対的な負荷だが、その人にとってどれだけ重いかは1RMによって異なる。
- 前鋸筋
-
肋骨から肩甲骨へ付着し、肩甲骨の前方移動や上方回旋などに関与する筋。
ベンチプレスでは:肩甲帯の安定に関わる。
- 漸進性過負荷
-
身体の適応に合わせて、長期的にトレーニング要求を高めていく考え方。
ベンチプレスでは:重量だけでなく、回数、セット数、可動域、難易度などを段階的に高める方法がある。
※ 毎回必ず重量を増やすという意味ではない。
- 前腕
-
別名・表記:前腕 ベンチプレス
肘から手首までの部分。
ベンチプレスでは:バーを支える手首・肘の位置関係を見るときの基準になる。
- 相対強度
-
個人の最大能力に対して、使用重量がどの程度かを表す考え方。筋力トレーニングでは%1RMで表すことが多い。
ベンチプレスでは:1RMが100kgの人の80kgと、1RMが160kgの人の80kgでは相対強度が異なる。
※ RPE・RIRは主に努力度・限界への近さを表す指標で、%1RMと同じものではない。
- 総負荷量
-
別名・表記:トン数 筋トレ
重量×回数などをセットごとに合計した数値。volume loadやトン数と呼ばれることもある。
ベンチプレスでは:セッション間の仕事量を数値化する方法の一つ。
※ 筋刺激や疲労を完全に表す指標ではない。
- 僧帽筋
-
首から背中上部に広がり、肩甲骨の挙上・内転・下制などに関わる筋。
ベンチプレスでは:セットアップで肩甲骨周辺を安定させる筋群の一つ。
た行
- タイトネス
-
別名・表記:タイトネス ベンチプレス
全身の遊びを減らし、セットアップ中の緊張を保った状態を表す俗称。
ベンチプレスでは:肩甲骨、グリップ、脚、体幹を一体化して安定させる意味で使われる。
※ 標準化された測定用語ではない。
- タッチアンドゴー
-
別名・表記:タッチアンドゴー ベンチプレス / T&G ベンチプレス
胸で明確に停止せず、触れたらすぐ切り返して押す方法。
ベンチプレスでは:通常練習で用いられるが、競技のPressコマンドを伴う止めとは条件が異なる。
- タッチポイント
-
別名・表記:タッチポイント ベンチプレス / 下ろす位置 ベンチプレス
バーを胸や腹部へ接触させる位置。
ベンチプレスでは:手幅、ブリッジ、肘位置などによって適切な位置は変わる。
- 大胸筋
-
胸部前面の大きな筋で、上腕を前方・内側へ動かす作用を持つ。
ベンチプレスでは:主要な押し上げ筋の一つ。
- ダンベルショルダープレス
-
ダンベルを肩付近から頭上へ押し上げる種目。
ベンチプレスでは:三角筋前部や上腕三頭筋を鍛える補助種目として使える。
- ダンベルフライ
-
ダンベルを持ち、肘角度を大きく変えずに腕を開閉する胸部の単関節系種目。
ベンチプレスでは:大胸筋を狙う補助種目として使われる。深く下ろすほど肩関節の伸展・水平外転が大きくなるため、可動域は個人に合わせる。
- ダンベルベンチプレス(ダンベルプレス)
-
別名・表記:ダンベルプレス / ダンベルベンチプレス
左右それぞれにダンベルを持ってベンチ上で押す種目。
ベンチプレスでは:バーベルより左右を独立して動かせ、可動域や安定要求が変わる。
- チェーンベンチ
-
バーにチェーンを取り付け、挙上に伴って床から持ち上がるチェーン量を変えるベンチプレス。
ベンチプレスでは:上に行くほど実効負荷が増えるような可変抵抗を作れる。
- 肘関節
-
上腕と前腕をつなぐ関節。
ベンチプレスでは:主に屈曲・伸展し、上腕三頭筋の力発揮に関係する。
- 肘関節伸展
-
曲がった肘を伸ばす動き。
ベンチプレスでは:押し上げ局面で上腕三頭筋が担う主要動作。
- チーフレフリー
-
主審。ベンチプレスでは頭側に位置し、Start・Press・Rackなどのコマンドを出す。
ベンチプレスでは:試技の進行と判定に関わる。
- 停滞(プラトー)
-
別名・表記:停滞 / 停滞 筋トレ / プラトー / プラトー 筋トレ
ベンチプレスの記録やセット性能が、一定期間ほとんど向上しない状態。英語のplateau(プラトー)も同じ意味で使われる。
ベンチプレスでは:日々の一時的な不調と区別し、フォーム、負荷設定、ボリューム、頻度、疲労、回復など複数の要因を確認する。
- 手首
-
別名・表記:手首 ベンチプレス
手と前腕の間の関節周辺。
ベンチプレスでは:バーを掌のどこに載せるか、手首をどれだけ反らすかが安定性に影響する。
- 手幅
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別名・表記:手幅 ベンチプレス
バーを握る左右の手の間隔。
ベンチプレスでは:可動域や肩・肘の位置、使いやすい筋群に影響する。
- テンポベンチプレス
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下降や停止などの時間をあらかじめ決めて行うベンチプレス。
ベンチプレスでは:フォーム練習や特定局面のコントロールを高める目的で使う。
- テーパリング
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別名・表記:テーパリング 筋トレ
大会や測定に向けて、直前期に主にトレーニング量を減らし、必要に応じて頻度や強度も調整して疲労を減らす過程。
ベンチプレスでは:ピーキングの一部として、競技動作への慣れを残しながら蓄積疲労を減らす目的で使われる。
- ディセンディングセット
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最も重いセットから始め、その後に重量を下げていくセット法。
ベンチプレスでは:トップセット+軽い複数セットの構成と近い形になることがある。
- ディップス
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平行棒などで体を支持し、肘を曲げ伸ばして体を上下させる自重プレス種目。
ベンチプレスでは:大胸筋や上腕三頭筋の補助種目として使われる。
- デクラインベンチプレス
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頭側を低くしたベンチで行うベンチプレス。
ベンチプレスでは:通常のフラットベンチとは可動域や肩の角度が異なる。
- デッドベンチ
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ボトム付近でバーを完全に静止させ、反動やストレッチ・ショートニングサイクルをほぼ使わずに押し始めるベンチプレス。
ベンチプレスでは:多くの場合はピンやセーフティ上のデッドストップから開始し、初動の力発揮を強調する。
※ ピンプレスの一形式として扱われることもある。
- デロード
-
別名・表記:デロード 筋トレ
計画的にトレーニング負荷を一時的に下げ、疲労を減らす期間やセッション。
ベンチプレスでは:重量、セット数、回数、頻度などの一部または複数を下げる。
※ 必ず完全休養にすることを意味しない。
- 特異性の原則
-
別名・表記:特異性 筋トレ / 特異性
トレーニング適応は、行った動作・筋群・可動域・速度・強度などの条件に特異的に起こるという原則。
ベンチプレスでは:ベンチプレス1RMを伸ばしたい場合、ベンチプレスそのものや競技条件に近い練習を一定量含める根拠になる。
- トップシングル
-
その日の比較的重い1回挙上を、メインセット前などに行う方法。
ベンチプレスでは:高重量への慣れや当日の状態確認に使われる。
※ 必ずしも1RM挑戦ではない。
- トップセット
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その日のワーキングセットの中で最も重い、または最も重要なセット。
ベンチプレスでは:必ずしも1回とは限らず、3回や5回のトップセットもある。
- 止め(ポーズ)
-
別名・表記:止め ベンチプレス / 胸止め ベンチプレス / 練習止め ベンチプレス / 競技止め ベンチプレス
バーを胸または腹部に接触させた位置で、動きを止めること。
ベンチプレスでは:競技練習や反動を減らした練習で使う。IPF競技ではバーを静止させ、主審のPressコマンドを待ってから押す。
※ IPFの2026年ルールでは、接触だけでなく両肘の深さ規定も満たす必要がある。
- トライセプスエクステンション
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肘関節を伸ばす動作を主に用いる上腕三頭筋トレーニングの総称。
ベンチプレスでは:ロックアウトに関わる肘伸展筋力の補助として使う。
- トレーニングベルト
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腰腹部に巻き、腹圧や体幹の固定を補助する目的で使われるベルト。
ベンチプレスでは:着用する人はいるが、スクワットやデッドリフトほど一般的な必須器具ではない。
※ ベンチプレスでの直接的な効果はフォームや使い方によって異なる。
- トレーニングボリューム
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一定期間や1セッションで行ったトレーニング量の総称。セット数、反復数、総負荷量など複数の表し方がある。
ベンチプレスでは:「ボリュームが多い・少ない」を比較するときは、セット数なのか重量×回数なのかなど、指標を明記して考える。
※ ボリュームには単一の標準指標だけがあるわけではない。
- トレーニング強度
-
トレーニング負荷の大きさを表す概念。筋力トレーニングでは、重量・%1RMなどの「負荷強度」と、RPE・RIRなどの「努力度」を分けて考えると分かりやすい。
ベンチプレスでは:同じ80kgでも1RMによって負荷強度は変わり、同じ%1RMでもその日の余力によって努力度は変わる。
- トレーニング頻度
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一定期間に同じ種目や部位を何回トレーニングするか。
ベンチプレスでは:週何回行うかという形で扱うことが多い。
- ドロップセット
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セット直後に重量を下げ、休憩をほとんど入れずにさらに反復する方法。
ベンチプレスでは:高い疲労を伴いやすく、最大筋力練習とは目的を分けて使う。
な行
- 内転型フォーム
-
当サイト内で、肩関節の水平内転方向の動きを相対的に強く使う特徴を説明するための分類。
ベンチプレスでは:フォーム相性や補助種目選択を整理するための便宜的な表現。
※ 一般に標準化されたフォーム分類ではない。
- ナローグリップ
-
通常より狭い手幅でバーを握る方法。
ベンチプレスでは:手幅が変わることで可動域や肩・肘の関節モーメント、筋活動の配分が変わる。ナローベンチプレスで使われる。
※ 「狭ければ必ず上腕三頭筋だけに効く」という単純な関係ではない。
- ナローベンチプレス
-
通常より狭い手幅で行うベンチプレス。
ベンチプレスでは:手幅が狭くなることで可動域や肩・肘の力学条件が変わり、上腕三頭筋を重視した補助種目として使われることが多い。
※ 筋活動や扱える重量は手幅・フォーム・経験によって変わる。
- ノーギア
-
別名・表記:RAW パワーリフティング / Classic パワーリフティング
ベンチシャツなどの補助的な特殊ギアを使わない区分を指す日本語表現。IPFではClassicに相当する文脈で使われる。
ベンチプレスでは:リストラップやベルトなど、Classicで許可される装備は別途規定される。
※ 「完全に装備なし」という意味ではない。
は行
- ハーフラック
-
フルサイズのパワーラックより奥行きを抑えたラック。
ベンチプレスでは:ベンチプレス用のJカップとセーフティを設置できる製品が多い。
- バウンド
-
別名・表記:バウンド ベンチプレス
バーを胸・腹部で意図的に弾ませ、反発を使って切り返す動作。
ベンチプレスでは:通常のタッチアンドゴーより反発を大きく利用する動作として区別する。
※ IPF競技では胸・腹部で静止してPressコマンドを待つ必要があり、静止後に挙上を有利にするHeaving/Sinkingも失敗判定の対象になる。
- バックオフセット
-
別名・表記:バックオフ
重いトップセットなどの後に重量を下げて行う追加セット。
ベンチプレスでは:高重量練習と反復量の両方を確保するときに使う。
- バルサルバ法
-
声門を閉じた状態で呼気筋を働かせ、胸腔内圧・腹腔内圧を高める力発揮法。
ベンチプレスでは:高重量で体幹の剛性を高めるため、短時間の息こらえとして用いられることがある。
※ 高強度の筋力発揮やバルサルバ法では血圧が大きく上昇する。医療上いきみを避ける指示がある場合は、その指示を優先する。
- バンドベンチ
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バーベルにレジスタンスバンドを加えて行うベンチプレス。
ベンチプレスでは:上に行くほど負荷を増やすなど、通常と異なる負荷曲線を作れる。
- バーパス
-
別名・表記:バーパス ベンチプレス / バー軌道 ベンチプレス
バーが横から見てどのような軌道を通るか。バー軌道ともいう。
ベンチプレスでは:下ろす位置と押し上げる方向を分析するときに使う。
- バーベル
-
長いシャフトの両端にプレートを装着して使う重量器具。
ベンチプレスでは:競技用・トレーニング用の中心器具。
- バーを折る意識
-
別名・表記:バーを折る ベンチプレス
バーを外側へねじる・折るように力を加えるイメージのフォームキュー。
ベンチプレスでは:肩や肘の位置を調整する目的で使われることがある。
※ キューは人によって反応が異なり、必須の動作ではない。
- パワーバー
-
パワーリフティング用途を想定した、比較的剛性の高いバーベルシャフト。
ベンチプレスでは:競技用では直径、長さ、ローレット、81cmマークなどの仕様が規定される。練習用製品の仕様はメーカーで異なる。
- パワーフォーム
-
一般に、ブリッジや下半身の固定を利用して高重量を挙げやすくするベンチプレスフォームを指す俗称。
ベンチプレスでは:競技寄りのフォームを説明するときに使われることがある。
※ 統一された学術用語ではない。
- パワーラック
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支柱とセーフティを備え、バーベル種目を安全に行うための大型ラック。
ベンチプレスでは:Jカップとセーフティの高さを調整して使う。
- パワーリフター
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パワーリフティング競技に取り組む選手。
ベンチプレスでは:ベンチプレス専門の選手と区別して使われることがある。
- パワーリフティング
-
別名・表記:3種目 パワーリフティング / パワーリフティング3種目
スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目で挙上重量を競う競技。
ベンチプレスでは:ベンチプレスは3種目の一つで、ベンチプレス単独のシングルリフト大会もある。
※ 競技ルールは団体ごとに確認する。
- 疲労
-
別名・表記:疲労 筋トレ
トレーニング後などに一時的にパフォーマンスを低下させる要因の総称。
ベンチプレスでは:重量が重く感じる、反復数が落ちるなどとして現れることがある。
- 疲労管理
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別名・表記:疲労管理 筋トレ
トレーニング刺激を確保しつつ、蓄積疲労が過大にならないよう調整すること。
ベンチプレスでは:頻度、ボリューム、強度、休養、デロードなどを組み合わせて管理する。
- ピラミッドセット
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セットを進めるにつれて重量と回数を段階的に変えるセット法の総称。一般的なピラミッドでは重量を上げながら回数を減らす。
ベンチプレスでは:高回数・軽重量から高重量へ段階的に移る構成などで使われる。
※ 上げてから再び下げる形や、逆順のリバースピラミッドなど複数の使われ方がある。
- ピリオダイゼーション
-
トレーニング内容を時期ごとに計画的に変化させる考え方。
ベンチプレスでは:強度やボリュームを一定にせず、目的や大会日程に合わせて組み替える。
- ピンプレス
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ラックのセーフティピンなどを任意の高さに設定し、その位置を基準に行う部分可動域のプレス。
ベンチプレスでは:ピン上の静止位置から押し始めたり、バーをピンまで下ろして停止したりして、特定局面の力発揮を練習する。
- ピーキング
-
別名・表記:ピーキング 筋トレ
特定の日に最大パフォーマンスを出しやすくするため、直前期の練習を調整する過程。
ベンチプレスでは:大会や1RM測定に向けて、疲労を減らしながら高重量への特異性を保つ。
- フォーム
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別名・表記:フォーム ベンチプレス
ベンチプレスを行うときの身体配置と動作全体。
ベンチプレスでは:グリップ、肩甲骨、ブリッジ、足、バー軌道などを含む。
- 腹圧
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別名・表記:腹圧 ベンチプレス
腹腔内に生じる圧力。
ベンチプレスでは:ブレーシングや息こらえとともに体幹の安定に関係する。
- フラットベンチ
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背もたれが水平で角度調整をしないベンチ台。
ベンチプレスでは:フラットベンチプレスの身体支持面となる。
- フルギア
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別名・表記:Equipped パワーリフティング
補助的な装備を使用するEquipped競技を指す日本語表現。
ベンチプレスでは:公認ベンチシャツを使用する区分がある。
※ 装備の種類と認定条件は競技規定を確認する。
- フロアプレス
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床に仰向けになり、上腕または肘が床に触れるところまで下ろして行うプレス種目。
ベンチプレスでは:床で下方向の可動域が制限されるため、通常のベンチプレスより肩関節の伸展範囲を抑えた補助種目として使われる。
- ブリッジ
-
別名・表記:ブリッジ ベンチプレス / アーチ ベンチプレス
ベンチ上で胸郭を高くし、背中にアーチを作るセットアップ。
ベンチプレスでは:肩の位置、タッチポイント、可動域、全身の安定に影響する。
※ IPFの2026年ルールでは、ボトムで両肘関節の下面が各肩関節上面と同じ高さ以下まで下がる必要があり、ブリッジだけで深さ規定を回避することはできない。
- ブレーシング
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体幹を周囲から固めるように筋活動を高め、姿勢を安定させること。
ベンチプレスでは:胸郭・骨盤・脚から上半身までの固定に関係する。
- ブロックピリオダイゼーション
-
一定期間ごとに優先する能力や目的を絞る計画法。
ベンチプレスでは:筋量、筋力、高重量への特異性などをブロック単位で強調する場合がある。
- プッシュアップ(腕立て伏せ)
-
別名・表記:腕立て伏せ / プッシュアップ
手と足などで身体を支持し、胸を床へ近づけて押し戻す自重プレス種目。
ベンチプレスでは:ベンチプレスに近い水平プレス動作を低負荷で練習できる。
- プレート
-
別名・表記:プレート 筋トレ
バーベルに取り付けて重量を調整する円盤状の重り。
ベンチプレスでは:左右を同じ重量にし、カラーで固定して使う。
- ベンチシャツ
-
伸びにくい素材などを使い、ベンチプレスを補助するエクイップメント。
ベンチプレスでは:Equipped競技で使用され、Classicとは挙上特性が大きく異なる。
※ 使用可否・仕様は競技規定を確認する。
- ベンチプレス
-
ベンチに仰向けになり、バーベルを胸側へ下ろしてから押し上げる代表的なプレス種目。
ベンチプレスでは:この用語集では、一般的なトレーニングとしてのバーベル・ベンチプレスと競技ベンチプレスを中心に扱う。
- ベンチプレッサー
-
ベンチプレスを主種目として取り組む人を指す俗称。
ベンチプレスでは:競技者だけでなく、ベンチプレスを中心にトレーニングする人にも使われる。
※ 公式な競技区分名ではない。
- ボトム
-
別名・表記:ボトム ベンチプレス
バーが胸側へ最も下がった切り返し付近の局面。
ベンチプレスでは:胸から離れる直後に潰れる場合は、ボトム周辺の技術や力発揮を検討する。
- ボードプレス
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胸の上にボードなどを置き、バーをそこまで下ろして可動域を短くするベンチプレス。
ベンチプレスでは:中盤〜ロックアウトの高重量練習に使われる。
※ 専用器具や安全な補助者を用いて実施する。
- ポーズベンチプレス
-
胸上でバーを一度静止させてから押すベンチプレス。
ベンチプレスでは:競技動作の練習やボトムからの力発揮を鍛える目的で使う。
ま行
- ミッドレンジ
-
別名・表記:ミッドレンジ ベンチプレス
ボトムとロックアウトの中間付近の可動域。
ベンチプレスでは:スティッキングポイントが現れやすい範囲の一つ。
- ミディアムグリップ
-
ワイドとナローの中間程度の手幅を指す便宜的な表現。
ベンチプレスでは:厳密な距離は標準化されておらず、体格や目的で変わる。
- メインセット
-
その日のトレーニングで中心となるセット。
ベンチプレスでは:プログラムによってはトップセットの後に行う複数セットを指す。
- モーメントアーム
-
別名・表記:モーメントアーム 筋トレ
回転軸から力の作用線までの垂直距離。
ベンチプレスでは:関節に必要なトルクがフォームやバー位置でどう変わるかを考える基礎概念。
ら行
- ラックアップ(アンラック)
-
別名・表記:ラックアップ / アンラック
ラックに載ったバーを外し、ベンチプレスの開始位置まで移す動作。アンラックともいう。
ベンチプレスでは:自力で行う場合も、補助者のリフトオフを受ける場合も、開始姿勢を崩さないことが重要。
- ラックイン
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セット終了後にバーをラックへ戻す動作。
ベンチプレスでは:左右のフックに確実に入ったことを確認してから手を緩める。
- ラック高
-
別名・表記:ラック高 パワーリフティング
ベンチプレスラックのバー受けを設定する高さ。
ベンチプレスでは:大会では選手ごとに適切な高さを申告・確認し、ラックアップしやすくする。
- ラットプルダウン
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上方のバーを胸側へ引くプル種目。
ベンチプレスでは:広背筋など背部を鍛える補助種目として使われる。
- ラーセンプレス
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一般に、脚を前方へ伸ばして床から離し、レッグドライブを使わずに行うベンチプレスの一種。
ベンチプレスでは:下半身の補助を減らし、上半身のセットアップとプレス動作を練習する目的で使われる。
※ 足や脚の具体的な位置には流派差があるため、足上げベンチプレスの一形式として考えると分かりやすい。
- リストラップ
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手首に巻いて支持感を高めるトレーニング用品。
ベンチプレスでは:高重量ベンチプレスで手首の過度な伸展を抑えやすくする。
- リバースバンドベンチ
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上方からバンドでバーを吊り、ボトムほど補助が大きくなるように行うベンチプレス。
ベンチプレスでは:高重量への慣れや特定範囲の練習に使われる。
- リフティングシューズ
-
筋力トレーニングやパワーリフティング向けの安定性を重視したシューズ。
ベンチプレスでは:ソール形状やかかとの高さが足の設置・レッグドライブに影響することがある。
- リフトオフ(ハンドオフ)
-
別名・表記:リフトオフ / リフトオフ ベンチプレス / ハンドオフ / ハンドオフ ベンチプレス
補助者がバーをラックから外し、挙上者の開始位置まで渡す補助。ハンドオフとも呼ばれる。
ベンチプレスでは:高重量でもセットアップを崩さず開始しやすくする。IPFではspotter/loadersによるlift-offが認められ、補助する場合はバーを腕が伸びた位置まで運ぶ。
※ 自分でバーを外す動作そのものはラックアップ(アンラック)として区別しておくと分かりやすい。
- レストポーズ
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限界近くまで反復した後、短時間休んでさらに反復を追加する方法。
ベンチプレスでは:少ない時間で反復数を増やす一方、疲労も大きくなりやすい。
- レッグドライブ
-
別名・表記:レッグドライブ ベンチプレス
足から床へ力を加え、その力を全身の安定や挙上へつなげる技術。
ベンチプレスでは:足で押すだけでなく、上半身の姿勢を崩さず力を伝えることが重要。
- レップ
-
別名・表記:rep
repetitionの略で、1回の反復動作を指す。
ベンチプレスでは:「5レップ」は5回反復することを意味する。
- レップ維持率
-
複数セットで、最初のセットの反復数に対して後のセットで何%の反復数を維持できたかを表す指標。
ベンチプレスでは:同重量の複数セットで筋持久力やセット間の回数低下を比較する際に使える。
※ 一般に統一された標準指標ではなく、計算方法を明記して使う。
- ロックアウト
-
別名・表記:ロックアウト ベンチプレス
挙上終盤で肘を伸ばし切り、バーを安定させる局面。
ベンチプレスでは:競技では肘を伸ばして静止し、Rackコマンドを待つ。
- ロングポーズベンチプレス
-
通常より長く胸上で停止してから押すベンチプレス。
ベンチプレスでは:反動を減らし、停止後の力発揮を強調する補助種目。
- ローイング
-
負荷を身体へ引き寄せる水平プル系種目の総称。
ベンチプレスでは:上背部や肩甲骨周辺の筋力を鍛える補助種目として使う。
- ローテーターカフ(回旋筋腱板)
-
別名・表記:ローテーターカフ / 回旋筋腱板
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4筋からなる肩関節周囲の筋群。
ベンチプレスでは:上腕骨頭を肩関節内で安定させる役割があり、プレス動作の肩安定に関係する。
わ行
- ワイドグリップ
-
比較的広い手幅でバーを握る方法。
ベンチプレスでは:可動域が短くなりやすい一方、肩の位置や個人の体格との相性を考える必要がある。
- ワイドグリップベンチプレス
-
通常より広い手幅で行うベンチプレス。
ベンチプレスでは:可動域や筋の使われ方を変える目的で用いられる。
- ワーキングセット
-
ウォームアップではなく、主なトレーニング刺激を狙って行うセット。
ベンチプレスでは:メインセットとほぼ同じ意味で使われる場合もある。
- 線形ピリオダイゼーション
-
時間の経過とともに、一般にボリュームを下げながら強度を高めるような段階的計画。
ベンチプレスでは:高回数期から高重量期へ移るような構成で使われる。
