プログラム

【2025年最新】ベンチプレス世界記録まとめ|男子・女子・階級別の世界記録を徹底解説

ベンチプレスは、世界中のパワーリフターやトレーニーにとって最も人気のある種目の一つです。

その中でも「世界記録」は、競技者にとって憧れであり、トレーニング愛好家にとってもモチベーションとなる存在です。

本記事では、【2025年最新】ベンチプレス世界記録 を男女別・階級別にまとめ、日本人選手の活躍もあわせて紹介します。

「世界最強は誰なのか?」
「自分の体重ではどれぐらいの重量が世界最高なのか?」
「日本人選手はどのレベルで戦っているのか?」

そんな疑問に答えられる内容になっています。

自分とどれぐらい差があるのかを比べてみても楽しいかもしれません。

世界記録からは、単なる数字以上に「トレーニングの方向性」や「強くなるためのヒント」を学ぶことができます。

ベンチプレス世界記録とは?【ルールと基準】

ベンチプレスの世界記録は、単にジムで「重たい重量を持ち上げた」という事実だけでは認定されません。

国際パワーリフティング連盟(IPF)をはじめとする公式団体が定めたルールと基準に基づき、試技を成功させた場合のみ「世界記録」として公認されます。

ここでは、記録の定義や試技のルール、さらに「フルギア」と「ノーギア」の違いについて解説します。

ちなみに筆者は競技ベンチプレッサーではありませんが、世界大会は必ず全試技視聴しています。

ここでは一般の方向けにざっくりとした知識をお話しします。

公式ベンチプレス記録の定義(ざっくりと)

公式のベンチプレス世界記録は、国際大会や各地域の公認大会で審判員によって認定されたものを指します。

非公式のジム記録や動画投稿の重量は「参考記録」とされ、世界記録としては認められません

記録が成立する条件は以下の通りです。

  • 公認大会であること
  • 公認審判による試技判定があること
  • 体重階級ごとの計量が行われていること
  • 試技がルールに則って成功していること

このように、公式記録は透明性と公平性を担保するために厳密に管理されています。

試技ルール(挙上の判定基準をざっくりと)

世界記録を狙うベンチプレス試技は、以下のルールに従って実施されます。

  1. ラックからバーベルを受け取り、両腕を伸ばした状態で静止
  2. 「スタート」の合図で胸までバーベルを下ろす
  3. 主審の「プレス」の合図の後、胸からバーベルを押し上げる
  4. 両腕を伸ばした状態で静止し、主審の「ラック」の合図でラックに戻す

判定は3人の審判によって行われ、2人以上が白判定を出せば成功となります。
一方で、以下のような動作は失敗とされます。

  • お尻がベンチから浮く
  • 審判の合図を無視して動作する
  • 肘が肩峰と水平まで下がっていない

これらの基準があるため、世界記録の試技は非常に厳格です。

フルギア・ノーギアの違い

ベンチプレスの記録には、「フルギア」と「ノーギア(クラシック)」 の2種類があります。

  • フルギア(装備あり)
    ベンチシャツと呼ばれる専用ウェアを着用。反発力を利用することで、ノーギアよりも高重量を挙げられるのが特徴です。
    世界記録は非常に高重量になりますが、「ギアの性能に依存している」と見られることもあります。
  • ノーギア(装備なし / Raw)
    基本的にベルトとリストラップ以外の補助具は使用しません。
    素の筋力と技術が問われるため、現在最も注目されるカテゴリです。多くのパワーリフティング世界大会でもノーギアの記録が重視されます。

「世界記録」と聞いてイメージするのは、ほとんどがノーギアの公式記録です。

ベンチプレス ノーギア世界記録

【男子】ベンチプレス ノーギア世界記録

以下の世界記録は2025年9月段階での記録です。

階級名前国籍体重(kg)記録(kg)
-59kgTanaka ReoJapan58.00180.0
-66kgBerglund EddieSweden65.96221.0
-74kgYokoyama KoseiJapan72.20228.0
-83kgKodama DaikiJapan82.30233.0
-93kgCayco JonathanU.S.America92.51246.0
-105kgMcNaughton AnthonyU.S.America103.84250.5
-120kgWilliams DevinU.S.America119.42265.5
120+kgDavis ThomasU.S.America200.40300.0

出典:国際パワーリフティング連盟から一部抜粋

59kg以下級の田中選手(180kg)、74kg以下級の横山選手(228kg)、83kg以下級の児玉選手(233kg)と中軽量級で日本選手の活躍が目覚ましいですね。

重量級の最高重量は300kgとギアなしで300kg挙げる人間がいることが驚愕です。

66kg以下級の世界記録が221kgというのも正直信じられない重量ですね。

【女子】ベンチプレス ノーギア世界記録

以下の世界記録は2025年9月段階での記録です。

階級名前国籍体重(kg)記録(kg)
-47kgKobayashi NaokoJapan46.32103.0
-52kgRamberg SelmaNorway51.32114.0
-57kgRykun AnnaUkraine56.90123.5
-63kgThompson JenniferU.S.America62.65144.0
-69kgSitko AgataPoland68.41158.0
-76kgSitko AgataPoland75.30155.5
-84kgSitko AgataPoland77.19156.0
84+kgJones AlexisU.S.America134.80167.0

出典:国際パワーリフティング連盟から一部抜粋

47kg以下級で103kgの小林選手が凄まじく感じますね。

体重70kgの男性でも難しいのに、体重47kgの女性で100kg・・・

テクニック面でのお話を聞いてみたいですね。

まとめ|ベンチプレス世界記録から学べること

ベンチプレス世界記録は、単なる数字ではなく「人間の限界に挑戦した結果」として多くの学びを与えてくれます。

ここでは、記録から見える可能性、更新に共通する要素、そして一般トレーニーが取り入れられる実践的なポイントをまとめます。

世界記録が示すベンチプレスの可能性

男子では300kg、女子でも150kgを超える記録が誕生しています。

これは、体重の2倍以上を押し上げる人間の可能性を示しています。

筆者も体重の2倍を一つの目標としています。(現在、体重85kg/MAX162.5kg)

一見「別世界の話」と思える重量ですが、世界記録は「正しい努力の積み重ねで人間の能力はここまで伸びる」という証拠です。

限界を更新し続ける姿は、トレーニーにとって大きなモチベーションになります。

一般トレーニーが取り入れられるポイント

世界記録そのものは遠く感じても、一般のトレーニーでも応用できる要素は多くあります。

  • フォーム重視の練習:重量を上げる前に、正しい動きを体に染み込ませる。
  • 段階的な目標設定:いきなり世界レベルを目指すのではなく、「+2.5kg」「+1レップ」といった小さな更新を積み重ねる。
  • 継続の大切さ:世界記録保持者も、一朝一夕ではなく年単位の努力で記録を伸ばしています。

つまり、正しいフォーム+小さな進歩+継続が、記録更新の普遍的な鍵です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました