
皆さん、こんにちは。
うつベンチです。
今回は以前ご紹介した10/8/5プログラムを使ってメニュー作成した方の実績、どれぐらいの期間でどれぐらい重量が上がったのかを最新AIを使って統計学的に分析したのでご紹介したいと思います。
10/8/5プログラムに関してはこちらの動画か↓
こちらの記事をご覧下さい↓
この記事をご覧頂くと、10/8/5プログラムをベンチプレストレーニングに導入することで、どれぐらいの重量アップが期待できるかというのが、数字で理解できます。
本記事で実績を見てから10/8/5プログラムの説明動画・記事を見る流れでも大丈夫です。
うつベンチLine公式アカウントは2023年6月から運用していまして、この記事の執筆時点でちょうど1年ほどになります。
この間のお友達追加は250名となっています(2024年6月段階で310名様)。
この中で継続してメニュー作成をさせて頂いている方の実績をご紹介すると共にこれらのデータを統計的に分析して
- 全体的なMAX更新率
- どれぐらいの重量帯の方が多くて
- どれぐらい重量アップしているのか
などご紹介していきたいと思います。
これらの内容は統計的に有意性があるのか、効果のサイズがどれぐらいなのかという所も明確にしていきます。
個人的に10/8/5プログラムの実証研究をするようなイメージですね。
ちなみに僕は大学院で生命科学を専攻していました。
統計解析やデータの見方、統計的な解釈の仕方などは一通り訓練を受けています。
社会人になってからも専門分野の参考書(食品科学)を執筆する際やマーケティング(経営企画室在籍時)をする際に統計はよく使っていました。
ですので一通り統計学の教育を受け、実務で使っていた経験があります。
こういった統計的な分析はクライアントがいるトレーナーさんも参考になるんじゃないかなと思います。
今回の動画で公開させて頂くデータはうつベンチLine公式アカウントでメニュー作成させて頂いている方のご了承を頂いて使用させて頂いております。
データの使用をご了承頂いた皆様、本当にありがとうございます。
今回は全体として10/8/5プログラムの効果はどうだったのか?というお話をしていきますが、
うつベンチLine公式アカウントでは無料で
・メニュー作成
・フォームチェック
・お悩み相談
を行っています。
3ヶ月以上続けて頂いた方のMAX更新率は90%以上となっています。
友達追加は以下からできますので、お気軽に友達追加、メッセージ下さい。

10/8/5プログラムの全体的な実績
では10/8/5プログラムの全体的な実績を紹介します。
今回、データを解析させて頂いたのは32名です。
うつベンチLine公式アカウントのお友達が250名で、そこから以下の方を引いています。
・メッセージを頂いていない方
・ご相談のみの方
・フォームチェックのみの方
・メニューをご提示して自分で進めている方(返信がない方、ぴえん)
これらの方を全体から引くと32名になります。
統計的にはn=32ですかね。
ここからは実際にChatGPT-4oに解析をしてもらった結果をご説明します。
この機能はChatGPTのAdvance Date Analysisという機能でデータファイルを添付して指示を出すと指示に沿った分析を実施してくれます。
ChatGPTへの指示はこんな感じで↓

データはこんな感じです↓

お名前、開始時MAX、終了時MAX、差異、期間を入力しています
このデータに関しましては最新版に更新してしまったので、データ分析にかけたのはこれよりも1週間ほど前のデータになります。
返ってきた答えの統計的な用語はとりあえず置いておいて、必要な部分をご説明します。
分かりにくいので標準偏差は±と表現します。正確には違いますが、そんなに重要ではありません。
詳しく知りたい方は±を標準偏差と読み替えて下さい。
統計的な分析
32名が10/8/5プログラムを実施した期間の中央値は4ヶ月±2ヶ月でしたので、大体2ヶ月〜6ヶ月間実施している人が多いです。

開始前の平均MAX重量は99.14kg±19.31なので、大体スタート時で80kg〜120kgぐらいの人が多いです。
で、終了時の平均MAXが105.94kg、±19.55kgなので、終了時が85kg〜125kgぐらいまで伸びている人が多いという感じです。

期間中にMAXを更新した方は32名中29名で確率は90.6%でした。

これは実施期間が1ヶ月未満の人も含みますので、実施期間3ヶ月以上の方だともう少し高く、93.5%となります。
10/8/5プログラムを実施して頂くと9割以上の方がMAXを更新できています。
10/8/5プログラムの効果は統計的に有意か?(p値)
次にこれらの結果が統計的に有意だったのかを表すp値についてです。
「統計的に有意」というのは、その事象が偶然起こったことではなく、実際の効果や関係性があったということを意味します。
このp値は慣習的に0.05未満なら統計的に有意であると言われています。
p値が0.05未満なら「データが偶然生じる確率は5%以下である」ということになります。
今回の10/8/5プログラムの結果を分析したp値は0.00000000588でしたので、有意性があったと判断することができます。

具体的にはこの結果が偶然に起きる確率は0.000000588%(もうよく分からん)
ということを意味しています。
つまり今回の10/8/5プログラムで重量が伸びたという結果が偶然起こる確率は0.001%以下で、ほとんどないので、
10/8/5プログラムの効果によるものである可能性が極めて高いということです。
10/8/5プログラムは統計的に効果があるか?(ES:エフェクトサイズ)
次に実施期間を考慮したエフェクトサイズです。
エフェクトサイズとは統計学においては、行った実験に対して2つのグループの効果の大きさを数値化するものです。
つまりこの場合は10/8/5プログラムを行う前と後でどれぐらいどれぐらいの効果量があったかを数値化できます。
エフェクトサイズは
0.2以上 小さな効果
0.5以上 中ぐらいの効果
0.8以上 大きな効果
というのが一般的です。
ここで、論文紹介系の動画を見る際の注意点です。
トレーニング界隈でも研究論文を紹介する方がいますが、ほとんどの方はp値が低い、つまりp値が0.05未満なので統計的な有意性があり、科学的に証明された方法である、と言いますが
p値が低くてもエフェクトサイズが小さいと有意性があるけど効果は小さいということになります。
例えば、1万人に同じベンチプレストレーニングを1年間してもらって、9,999人のMAX重量が0.1kg伸びた場合、p値は限りなくゼロに近い値になり、統計的には有意になります。
ただし、エフェクトサイズも限りなく小さくなり、効果は小さいという感じですね。
1年間で0.1kgですからね。
つまり「統計的に有意だけど効果が小さい」ということが発生します。
このトレーニングを取り入れるのか?というと、ほとんどの方は取り入れないでしょう。
ですので、研究論文の結果はエフェクトサイズも考慮した上で取り入れないと、有意性があるはずなのに効果は出ないということになりかねません。
ちなみに有意性があると結論で述べている研究論文でもエフェクトサイズが0.2未満、つまり効果量はすごく小さい、なんてこともます。
逆に統計的に有意ではなくてもエフェクトサイズが大きいと、人によっては効果があるかもしれないことが分かります。
個人の経験などはこれに当てはまるでしょう。
ですので、論文を参考にする時はp値で有意性を確認し、加えてエフェクトサイズが十分に大きいかを確認する必要があります。
参考にしている論文がありましたら確認してみて下さい。
さて、では10/8/5プログラムのエフェクトサイズはいくつだったのかというと
実施された期間におけるエフェクトサイズは
0.99
と計算されました。

今回の計算では10/8/5プログラムは大きな効果があったと計算されています。
エフェクトサイズがかなり高い数値だったので
「なんでこんなにエフェクトサイズが高いの?」と聞いてみたところ
以下のような返答です。

つまり、月毎で平均的に重量が伸びているのに個々のバラつきが小さいので、一貫したトレーニング効果があったために、効果量が大きく計算されている、ということでした。
MAXの平均増加重量
実際にはどうだったかというと
月毎の平均(MAX)増加重量は2.09kgで±2.11kgとなっています。
つまり月毎の増加重量は大体0kg(増えていない)〜4kgぐらいまでの幅があるということです。

データのまとめ
ここまでのデータ分析をまとめると

という感じです。
この数字をみると平均4ヶ月の10/8/5プログラムの実施は、月2kg程度のMAX重量の増加、年換算で20kg程度の重量アップが期待できるプログラムである可能性があります。
もちろん平均は平均ですので、人によって波があって停滞して一気に伸びるということは当然あります。
プログラムのスタート時の平均MAX重量と平均重量増加の間に相関はありませんでしたので、
どの重量帯から始めても、今回は80kg〜120kg(1σ)ぐらいの重量帯であれば、2kg/月の効果が期待できます。
全体論のChatGPT-4oの結論は以下です。

ちょっと何言ってるのか分からなかったので、質問しました。ここはちょっと誘導的だったかなと思っています。

結論の再解釈
- 効果の普遍性:
- 期間や開始前のベンチプレス重量が効果に有意な影響を与えないという結果は、このプログラムが様々な背景を持つ人々に対して効果的である可能性を示唆しています。
- 柔軟性のあるプログラム:
- 期間の長さや開始前のベンチプレス重量に関係なく、プログラムが効果を発揮することから、個人の状況に合わせて柔軟にプログラムを適用できるという強みがあります。
簡易なまとめ
- 普遍的な効果: 10/8/5プログラムは、多くの人が効果を実感しており、開始前のベンチプレス重量やトレーニング期間に関係なく効果があります。
- 柔軟性: このプログラムは、どのような期間でも実施でき、開始前のベンチプレス重量に関係なく効果が期待できるため、幅広い人々に適用可能です。
僕のまとめ
ここからは全体論に関する僕の結論です。
10/8/5/プログラムは



といったところでしょうか。
注意点として、今回の解析データはChatGPT-4oに丸投げしているので、アウトプットが100%正しいとは言い切れないということです。
誰が解析しても100%はあり得ませんが、AIを盲目的に信用することにも危険性が伴います。
僕も100%信じているわけではないので、今回の結果も僕が簡易的に計算したp値やエフェクトサイズ、各種データの中央値と相違がないことを確認しています。
議論の正確性に関しては、ところどころ僕がChatGPTに解析の方向性を指示しているので、僕のバイアスによって誘導的である可能性もあります。
統計的な数値計算の部分は僕のバイアスは極めて少ないと思いますが、結論部分は誘導されている可能性があります。
ということで、今回は以上です。
うつベンチLine公式アカウントでは無料で
・メニュー作成
・フォームチェック
・お悩み相談
を行っています。
3ヶ月以上続けて頂いた方のMAX更新率は90%以上となっています。
友達追加は以下からできますので、お気軽に友達追加、メッセージ下さい。
これからもベンチプレス頑張りましょう。
それではまた次回。
バイバイ。

