「ホームジムを作って自由にトレーニングしたい!」
そう考える人は多いと思います。
- 人目を気にせずトレーニングできる
- 時間を気にせずトレーニングできる
- 移動時間がない
といった利点はジムでは手に入れることができません。
一方で
- 作ったけど後悔した
- 床が抜けそうで不安
- 想像以上にお金がかかった…
という心配もあると思います。
本記事では、ホームジム歴4年の筆者が、ホームジムを作るうえで後悔しやすいポイントや注意すべき落とし穴を丁寧に解説しながら、実際に筆者が使用していたおすすめ器具4選をご紹介します。
「床抜け対策は?」「マットはどれを使えばいい?」「費用はどのくらい?」といった疑問にもすべてお答えするので、これからホームジムを作りたい方や、すでに導入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
ホームジムのメリット・デメリットとは?
ホームジムを導入する前に、まずは「本当に自宅にジムを作る価値があるのか?」という基本的な疑問に答えておく必要があります。
ここでは、ホームジムのメリットとデメリットをそれぞれ整理してご紹介します。
ホームジムのメリット
1. 移動時間ゼロでいつでもトレーニングできる
ジムまでの移動が不要なため、時間の節約になります。
特に仕事や家事で忙しい人にとっては大きなメリットです。
僕自身は外出するのが非常に億劫なので、外出せずにトレーニングしようと思った時に10秒でトレーニング場所に行けるのは非常にありがたいです。
2. 他人を気にせず集中できる
順番待ちや周囲の視線を気にせず、自分のペースでトレーニングが可能です。
音楽をかけたり、Youtubeを流しながら練習をすることもできます。
当然撮影も自由なのでフォームチェックもしやすく、改善の速度が速くなります。
当然ラックの待ち時間はありませんので、好きなだけアップし、好きなだけフォーム練習もできます。
3. 長期的にはコスパが良い
初期投資は必要ですが、ジムの月額費用がかからないため、2〜3年で元が取れると思います。
ホームジムのデメリット
1. 初期費用がかかる
パワーラックやバーベル、マットなどを揃えると、10万〜20万円程度の費用がかかる場合があります。
ただし、先ほどもお伝えしたようにジムの月会費を払うことを考えると、長期的には元が取れるケースが多いです。
2. 設置スペースが必要
ホームジムには最低でも6畳程度のスペースが必要。
そのため、必然的に部屋が狭くなったり、場合によっては1部屋使えなくなるかも知れません。
3. 床への負荷や騒音のリスクがある
器具の重量やトレーニング時の衝撃で、床に負担がかかることはあります。
器具を落として傷をつけてしまったり、凹んでしまうこともあるかもしれません。
マットや防音対策をしないと近隣トラブルの原因になります。
この辺は具体的な器具の紹介でお話しします。
4. モチベーションが下がることも
周囲の視線や競争がないぶん、気が緩みやすいという方もいます。
習慣化やルール作りが成功のカギになります。
ホームジムには大きな自由と利便性がありますが、それと引き換えに注意すべきポイントも存在します。
次章では、実際に「ホームジムを作って後悔した理由」について詳しく解説します。
ホームジムを作って後悔する理由とは?
ホームジムは一見すると理想的な環境に思えますが、設置後に「思っていたのと違った」と感じる人も少なくありません。
ここでは、実際によくある後悔の声を5つに分けて紹介します。
床が抜けそうで不安になった(または本当に床を傷めた)
ホームジムで扱う器具は重量があるため、床への負担が大きくなりがちです。
特に木造住宅や賃貸物件では「床が抜けるのでは?」という不安を抱くケースが多いです。
マットを敷いたり、荷重分散への考慮が必要になります。
こちらは後述します。
思ったより費用がかかった・予算オーバーした
ホームジムは「長期的に見ればコスパが良い」ですが、初期費用が想定より高くなってしまうケースも多々あります。
たとえば、ラック・ベンチ・バーベル・マットなどを一通りそろえると10万円程度は間違いなくかかります。
また、一式揃えた後にアタッチメントが欲しくなったり、ダンベルが欲しくなったりと、こだわる人は思ったよりも費用がかかることがあります。
僕自身も重量が伸びてきてからは、ハーフラック(3万円)からパワーラック(20万円)に買い替えたり、重りが足りなくなって20kgプレート(1万円以上)を4枚買い足したりしています。
あとは負荷分散のためにコンパネやトレーニングマットも買い足していますね。
こういった追加費用が発生することは考えておく必要があるかもしれません。
器具選びを失敗して買い直しになった
最初に「安さ」や「見た目」だけで器具を選ぶと、後になって使い勝手の悪さや耐久性の問題が判明するケースがあります。
たとえば、以下のような問題をよく見かけます。
- ラックの高さが合わない(調節幅が大きすぎる)
- セーフティーが合わない(調節幅が大きすぎる)
- セーフティーが短すぎる(分離型の場合)
- ベンチ台が安定しない
- ベンチ台が狭すぎる
- バーベルシャフトの長さが短くてラックに合わない(僕のケース)
- 耐荷重が低過ぎた(僕のケース)
結果として買い直しや追加投資が必要になることがあります。
ここは本当に慎重に選んだ方が良いと思います。
僕はベンチプレスが強くなるために一番必要な投資はトレーニング環境だと思っています。
安価なラックやベンチ台だと正しいフォームでベンチプレスができず、成長が遅くなる原因となります。
設置スペースが足りず、使い勝手が悪かった
ホームジムは最低でも6畳以上のスペースを推奨します。
ラックの大きさだけで判断すると
- ベンチ台を置いて寝転がると下に隙間がない
- プレートを置く場所がない
- バーを置くと横幅が足りない(またはギリギリ)
といったことが起こりかねません。
また、器具の周囲に安全スペースを取れないと、ラックが思わぬ箇所に接触し、トレーニング中の事故リスクも高まります。
プレートが着脱しにくい、といった不具合もありますね。
スペースは余裕を持って確保しましょう。
継続できず「置き物」と化してしまった
ジムと違って、ホームジムには「時間の制約」や「他人の目」がありません。
その自由さがかえって仇となり、気が緩んでトレーニングが継続できなくなるという人も多く見られます。
器具を購入して満足してしまい、1ヶ月後にはほとんど使わなくなっていたという例も少なくありません。
これは「ホームジム最大の落とし穴」と言っても過言ではないでしょう。
かといって、ジムを契約したものの退会すると違約金が発生するので幽霊会員になるケースもあるので、どっちもどっちかもしれません。
結局はトレーニングを継続する仕組み次第ですが、洗濯物干しにならないように頑張りましょう。
ホームジムで床が抜けるは本当?対策と注意点
「ホームジムを作りたいけど、床が抜けるんじゃないか…」
この不安は、多くの人が一度は抱える疑問です。
もちろん僕も考えました。
結論から言うと、一般的な住宅の床が“突然抜ける”ような事例は極めて稀です。
が、床が沈む・きしむ・階下に響くなどの問題は現実に起こることはあります。
ここでは、建築法上の数値を交えて、床にかかる荷重とその対策について解説します。
※注意
ここでの話は実際に僕がホームジムを作る際に検討、考察した結論です。
法律上の適合性や床が抜けないことを保証するものではありません。
あらかじめ、ご了承下さい。
床が抜けるリスクは?建築基準法と実際の耐荷重
建築基準法では、住宅の床について以下のような「積載荷重(せきさいかじゅう)」が定められています
- 一般住宅の床の積載荷重基準:180kg/m²(1.8kN/m²)以上
(出典:e-GOV 法令検索:建築基準法施行令 第85条)
つまり、1平方メートルあたり180kgまでの荷重に耐えられるように設計されている、というのが法律上の最低基準です。
しかし、これは均等に荷重がかかった場合を前提とした設計です。
ホームジムの器具のように「脚の4点に重量が集中する」「瞬間的にバーベルを落とす」「動的な衝撃がある」といった状況では、局所的に耐荷重を超えるリスクがあります。
床が破損・沈下する主な原因
ホームジムでよくある床トラブルには以下のような例があります:
- バーベルやプレートの衝撃で床に凹みができる
- パワーラックやベンチの脚がフローリングを貫通しそうになる
- 長期間設置による床板のたわみや沈み込み
- 床下の根太(ねだ)や合板の劣化・歪み
こういったリスクは常に発生するということは頭に入れた上で対策を講じる必要があります。
振動や騒音が階下に伝わるリスク
特に集合住宅の場合、トレーニング時の衝撃音やラックへの接触音が床を伝って階下に響くことがあります。
床が抜けるほどではなくても、バーベルをラックに激しく戻したりすると音や振動が下層階や周囲の部屋に伝わる可能性はあります。
僕もマンションに住んでいた時はラックとセーフティーにタオルを巻いて金属音を防止したり、ラックに戻す時に静かに下ろしたりと、色々と注意していました。
幸いクレームは無かったですね。
床抜け・騒音を防ぐための具体的な対策
▸ ジョイントマット+床補助板+マットの併用
器具の下に
- ジョイントマット
- 床補助板(コンパネ、ランバーコア合板等)12mm〜15mm厚
- 防音マット(EVAやラバー製)
を敷くことで荷重分散と防音を兼ねることができます。
一番下にジョイントマットを敷いてクッション性を確保、板でラックの足に局所的な負荷がかからないように分散、防音マットで一次的な衝撃吸収を行います。
この三層構造であれば、よほどのことがない限り局所的な床の損傷を防ぐことができます。
▸ 重量器具の位置に注意
パワーラックやバーベルスタンドなどは、できるだけ壁際や柱の近く(=構造上強度のある場所)に設置しましょう。
部屋の中央は荷重に弱いため避けるのが無難です。
▸ 金属同士の接触音
ベンチプレスやスクワットでバーベルをラックに戻す際にラック側が金属丸出しだと、金属同士が当たる「ガシャン!!」という音が出ます。
自分は静かに下ろしたつもりでも意外と響きます。
また、ギリギリの重量で粘った際や、潰れてセーフティー(金属の場合)に下ろす場合も、意図せず勢いよく落としてしまい大きな音が出てしまいます。
こういった金属音を防ぐためには、ラックにクッション材を貼ったり、タオルを敷いたりして防音対策するのが良いです。
ホームジムのおすすめ器具3選+α【後悔しない選び方】
ようやく本題ですが、ホームジムを作る上で気になるのが
「どのくらいお金がかかるのか?」
「どの器具を選べば失敗しないのか?」
という点です。
ここでは、実際に僕が「使っている」又は「使っていた」おすすめ器具4選を、具体的な価格とともに紹介します。
ホームジムおすすめ器具3選+α
ホームジムを構築する費用は、選ぶ器具の性能やブランドによって異なりますが、基本的なトレーニング環境(ベンチプレス・スクワット・懸垂)を揃えるなら10万〜20万円が相場です。
少し高額に感じるかもしれませんが、ジム通いと違い月額費用がかからないため、1〜2年で初期投資分を回収できるケースも多く、長期的には非常にコストパフォーマンスが高いといえます。
ここからは、筆者も実際に使用している初心者〜中級者に最適と考える器具を3つご紹介します。
すべてコスパと実用性のバランスがよく、「買ってよかった」と思っているものばかりです。
① WASAI ハーフラック
- 価格帯:23,980円(詳細は以下、Amazon、楽天市場を参照)
- 特徴:省スペースでスクワット・ベンチプレス・懸垂に対応。支柱も安定感があり、自宅用に最適。ただし、150kg以上の重さを持つ場合は耐荷重オーバー。
- おすすめ理由:自宅での安全性と機能性を両立できるハーフラック。筆者もベンチ140kgまで使用。







WASAIハーフラックは僕自身がベンチ40kg〜140kgまでお世話になったハーフラックです。
これからトレーニングを始める人にまずおすすめするのはこちらですね。
MAX重量が150kgを超えたのでMBCパワーラックに買い換えましたが、150kgまでであればほぼ支障なく使うことができます。
ややラックの幅が狭く、81cmラインに人差し指を合わせるとラックにぶつかってしまうというところだけ要注意です。
ホームジム用のハーフラックゆえの幅なのかもしれません。
本体重量も35kgと軽量なので、床への負担は少ないです。
こちらの記事でも詳しくレビューしているので、詳細はこちらをご参照頂けますと幸いです。
② アイロテック バーベルセット 120kg
- 価格帯:約51,920円(詳細は以下、Amazon、楽天市場を参照)
- 特徴:シャフト・プレート・カラーがセットになった定番商品。28mm径でホームジム向け。
- おすすめ理由:オリンピックバーベルに比べて比較的安価。シャフトの長さがオリンピックバーベルに比べて短いので、スペースが小さい場合でも対応可能。

MAXが140kgを超えた辺りからプレートを乗せるスリーブ部が足りなくなり、イヴァンコのシャフトに変更しました。
スリーブの長さ問題がなければ、今も使っていると思います。
プレートは追加で購入することもできます。
僕の場合は追加で20kgプレートを4枚購入しました。
アイロテックさんは配送なども特に問題なく、不良品といった感じもありませんでした。
③ リーディングエッジ マルチポジションベンチ
- 価格帯:約15,900円(詳細は以下、Amazon、楽天市場を参照)
- 特徴:デクライン〜フラット〜インクラインの調整が可能で、ベンチプレスからダンベルトレ、インクライン系まで幅広く対応。
- おすすめ理由:コスパ抜群で安定性も高く、耐荷重300kgの安心設計。











この3点セット+ジョイントマットがあると、ベンチプレス、スクワット、デッドリフト、懸垂、ディップス、オーバーヘッドプレスなどの基本的な種目を行うことができます。
ダンベルも欲しい場合はアイロテックのバーベルダンベルセットでも良いと思います。
中級者ぐらいまではこのセットがあれば、パワーリフティングでもボディーメイクでも十分だと思います。
おまけ:ジョイントマット、床補強板
ジョイントマットとコンパネは「これ!」というものはありませんが、僕が使っているものをご紹介します。
まずジョイントマットですが、正直なんでもいいと思います(笑)
Amazonや楽天市場で「ジョイントマット」と検索すると色々出てくると思いますが、ほとんどが60cm×60cm×12~13mmです。
縦横に必要な幅を測って必要枚数を購入しました。
割と迷ったのはコンパネです。
コンパネというか床補強板ですね。
そもそもほとんど情報がないのと、サイズ感がよく分からなかったですね。
色々探しましたが、通販で購入できるのは15mm×915mm×1830mmが最大でした。
これを2枚購入して横に並べると15mm×1830mm×1830mmになり、ラックがおける幅になります。
ホームセンターなどに行けば15mm×1830mm×1830mmでカットしてくれる場合もあるのかもしれませんが、搬入が心配ですね。
検討した材質は
- コンパネ(構造用合板)
- MDF(木の粉を接着剤で固めたもの)
- OSB合板(木材チップを圧縮して固めたもの)
- ランバーコア合板
などです。
ホームジム用の床補強材として反りや割れのリスクが低く、たわみや耐荷重に優れているのでラワンランバーコア合板を選びました。
実は、初めの3年ぐらいは板は敷かず、ジョイントマットの上にラックを置いていました。
あまりおすすめはしないですね。
具体的な床の作り方としては、下から
- ジョイントマット
- 板
- トレーニングマット
の順番で敷いています。
トレーニングマットを紹介し忘れていました。
トレーニングマットやジョイントマットではなく、鉄棒用のフロアマットを購入した理由としては
- ラックの幅と長さに合う1枚ものがなかった
- ジョイントマットは踏ん張った時に接続部が外れてやりづらい、危ない
- ゴムチップマットは価格が高い
という理由です。
そこそこの値段で足元が安定する方法として、子供の鉄棒用に買ったものが丁度良かったので2枚目を購入してラックの下に敷いています。
まとめ|おすすめ器具4選と後悔しない作り方
ホームジムのメリット
- 移動時間ゼロ
自宅だからすぐにトレーニングでき、生活と両立しやすい。 - 人目を気にせず集中
撮影・音楽も自由。フォームチェックもしやすい。 - ラックの順番待ちゼロ
自分のペースでアップやセット練習が可能。 - 長期的にはコスパが高い
初期費用は必要だが、ジムの月額費用がかからないため数年で元が取れる。
ホームジムのデメリット
- 初期投資が高い
10〜20万円以上かかる場合もあり、追加費用も発生しやすい。 - 設置スペースが必要
6畳以上推奨。部屋の一部が使えなくなる可能性も。 - 床の破損・騒音トラブル
器具の重みや動作音で床にダメージが入ったり、階下に音が響く可能性あり。 - 器具選びに失敗しやすい
耐荷重・寸法・安定性を間違えると買い直しのリスク。 - モチベーションの維持が難しい
誰にも見られない分、サボりやすくなって継続できない人も多い。
床抜け&騒音への対策
- 床は「三層構造」で守る
ジョイントマット → コンパネ板(15mm)→ ゴム製マット - 器具は壁際に設置
柱のある場所が構造的に強い。 - 金属音対策をする
ラックとバーベルの接触部にタオルや緩衝材を使用。
筆者おすすめ器具 3選+α
| 項目 | 商品名 | 特徴 |
|---|---|---|
| ✅ ハーフラック | WASAI ハーフラック | 省スペース&安定感あり。MAX150kgまで対応 |
| ✅ バーベルセット | アイロテック 120kgセット | 初心者〜中級者に最適な構成。28mmバー |
| ✅ ベンチ | リーディングエッジ マルチポジションベンチ | 耐荷重300kg&インクライン対応 |
| ✅ 床材 | ジョイントマット+ランバーコア板 | 床保護・荷重分散・防音をトータルカバー |
良いホームジムを作ってトレーニング頑張りましょう。


