
こんにちは、うつベンチです。
今回はベンチプレスと体重比問題ということについてお話していきたいと思います。
最近また何かとちょっと話題になっている事事ネタなんですけれども
体重比でベンチ プレスを語るのが合理的なのか
それとも
絶対重量で語るのが合理的なのか
これ、どっちも意見があると思うんですけれども、僕なりの考え方をお話ししたいと思います。
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ベンチプレスは体重比?絶対重量?僕の立ち位置
初めに僕が自分自身のベンチプレスの強さを評価する時に体重比と絶対重量のどちらを使っているかと言うと
僕は絶対重量派
です。
体重を減らして体重比を上げていこうとはあまり考えません。
ですが、自分の動画や記事の中ではフォーミュラでいくつとか、「僕の体重が82kgでMAXが155kgです」という風なことを言ったりもしますし、階級別の競技に出てる人のサポートをしてたりもします。
なので別にどちらがいいとか悪とかっていうつもりもないんですけれども、ちょっと思うところもあるので、お話をしていきたいと思います。
前提
まず前提として、どちらもそうな んですけど
体重が重い人で重量が上がる人を体重比で大したことないという風に言うのは違うと思います。
絶対重量が大きい、例えば体重100kgで180kg上がる人っていうのは180kg上がる人なんですよね。
それ自体すごいことです。
一方で体重が軽い人で絶対値がその体重が重くて180kg上がる人よりも少ない人。
その人を絶対重量値だけで馬鹿にするというのも違うと思います。
例えば、59kg級で150kg以上挙がる方とかですね。
これは半端ないと僕は思います。
なので、どちらかがどちらかの基準に基づいてどちらかを攻撃するというのはやめた方がいいかな、というのが僕の率直な意見です。
正義と攻撃性の関係
個人的にはどちらにも正義があるんですよね。
絶対重量の方がいいっていうのは、それは確かにそうなんですよ。
僕も絶対重量を追い求めているので、絶対重量を追い求め ていって体重を増やすと、時々ですね
デブ
とか
豚
とか普通にコメントが来るんですよね。
そういうのを見ると
うん・・・
って思うんですよ。
で、豚とかデブとか言うな よって普通に失礼だろ豚にって思うんですよね。
豚に。
別にね、僕と比べて豚が劣ってるわけじゃないから、悪口みたいに書くのはやめ ましょうね。
というのもあって、体重を増やして絶対重量を増やすのは意味ないという風に言われることも結構あるんですよね。
それはそれで違うと思うんですよ。
これ、その人には正義があると思うんですね。
しっかり絞ってかっこいいバキバキの体でベンチプレスの重量を 上げていくとか、階級性でしっかりその枠の中で重量を上げていくっていう正義があると思うんですよ。
一方で体重を増やして重量を上げていくという人には絶対重量を追い求める方が自分はかっこいいと思うという正義があるんですよね。
大事なのは、基本的に
誰かの正義は誰かへの暴力
なんですよ。
基本的に。
例えば、大国の正義は小国への暴力だったりします。
環境問題とかまさにそうじゃないですか。
大国がCO2の削減というのを叫ぶんですけれども、いわゆる先進国がそういうことを言う。
けど、まだこれから経済発展したい国というのはま色々やっぱりCO2の排出とかもしながら経済発展していきたいわけじゃないですか。
だから、先進国に対して自分たち(先進国)は今まで散々それをやってきたのに、なんで自分たちにはそういうこと言うの?みたいな話になる。
けど環境問題は大事、みたいなどちらにも正義があるからそういうことになるんですよね。
ベンチプレスに関しては、体重が重い人の絶対重量という正義は、体重が軽い人の相対重量への暴力になるわけなんです。
なのでこの争いっていうのは基本的に永遠に終わらないという風には思います。
どちらかが正義を掲げると必ず責められたと思う人がいるので、そういう風なことが 起きます。
ベンチプレスにおける階級制の本質
それを前提としてですね、ちょっと僕は気になっている話というのがあって、ボクシングの和島光一さんとかは体重制や減量について
みんな言わないけど減量は自分より小さい相手やりやすい相手と戦いやすくするためのもの。
スポーツとして勝つためにやってるなら、減量減量言うな。
みたいなこともおっしゃってたりして、これも一理あるなという風に 思うんですよ。
基本的にこの階級性という考え方自体が、ベンチプレスの重量は体重が 増えれば増えるほど強くなる傾向にあるということが分かってるから、そういう風 になってるわけですよね。
ということは体重が重い方がベンチプレスは強い傾向にあるよっていうことじゃないですか。
で、結局階級性に分けて争うのは何なのかって言と重量 じゃないですか。
ということは、何の条件 もつけずに「ベンチプレスの強さ」という話をした時には絶対重量の話になってくるという風に僕は思います。
そこに比較条件をつける
例えば「体重74kgで」とか「体重 83kgで」という比較条件をつつけると、その中で争うまつまり相対値、相対重量という話になってくるわけですよね。
なので、そもそもその条件がついた時点で比べるものではないんですよ。
絶対重量だったら、例えば260kgというのは凄いですし、相対重量だったら無差別級の260kgに該当するのは59kg級の155kgですよ、みたいな話になるので、全然話が 違うんですよね。
そもそもゴリラと自分って比べないじゃないですか。
ゴリラは300kg上がるけど、自分は 155kgしか上がらない・・・とかって比べ ないですよね。
相手ゴリラだから。
だから比較対象条件がそもそも違うんですよ。
階級制、体重とかっていうのにこだわる理由じゃないですけど、ベンチプレス競技がそういう風になってるのである程度そこに縛られてしまうのは仕方ないかなと思うんですけれども、「ベンチプレスは体重別で競うものだ」という考え方もそれはそれで視座が低いかなという風には思います。
体重制ってなんであるのかという話を考えると
詰まるところ競技 人口が減っちゃうからですよね、無差別級にすると。
だって体重150kgの人ばっかり出るところに僕出れないですもん、正直。
100%勝てないですからね。
それだと競技として成り立たないですし、広がっていかないから階級制というのがあるわけですよ。
詰まるところそういうことで格闘技とかで言うと、そこにお金が絡んでくる、チャンピオンが何人もいるとタイトルマッチとかで物凄いお金が動くからそういうことになってるわけですよね。
結局は競技人口の問題だと僕は思ってます。
公平か不公平かという議論の無意味さ
それが公平なのかと言うと公平ではないですよ。
公平のためにやっているわけではないと僕は思います。
身長制に関しては僕はありだと思っ てて、問題になるのはおそらくライフスタイルの自由度が激減するま 170cgで120kg、130kgとかっ ていう人しか出れないという風になるので体重制の方がいろんな人が参加できる、色んなライフスタイルの人、絞ってる人もそうだしというところで、競技人口が増える。
だから結局ここに行きついちゃうんですよ。
体重を一緒にすることで公平だという言い方があるんですけど、僕は正直そうは思わないです。
例えばですけど、元の自分のベスト体重が85kgの方がいたとして、その人は2kg 減量しなきゃいけないですよね。
色々やって減量しなきゃいけないと思います。
で、ベスト体重が80kgの人はむしろ増量できるわけですよね。
じゃあその83kgっていう区切りはその2人に対して公平なのか?と言われたら
公平じゃないんですよ。
間違いなく、これは公平じゃないです。
なんで 83kgなんだよって。
85kgにしてくれたらその8gkgの人は
「自分は85kgにしてくれたらもっと力が出るのに」
ってなるはずですよね。
これ公平じゃないじゃないですか。
じゃあ例えばえ59kg級に出たい身長190の人がいたとします。
その人出れなくないですか?
これ公平ですかね?
公平じゃないんですよ。
公平って何かって言うと
そもそも公平とか不公平とか、有利とか不利とかないんですよ。
ベンチ プレスにおける公平というのは何かって言うと、何の条件もない状態で同じベンチプレス台、同じバーベルで力比べをするのが本当の意味での公平です。
何の条件もないのが1番公平です。
そういう意味で言うと絶対重量というのが1番公平です。
元々世の中って不公平ですよね。
生まれた時から違うじゃないですか。
人間って元々不公平にできているので公平を論ずること自体がもうそもそも僕は違うと思います。
階級という区切りをつけたら、じゃあ83kg級が丁度いい人ってめっちゃ 有利じゃないですか。
骨格的にとか身長的にそうなったら不利 ですよね。
これ公平か?っていう話なんですよ。
僕は公平じゃないと思うんですよね。
逆にですよ。
減量して減量してで水抜きしたりするじゃないですか。
そこからリカバリーするじゃないですか。
減量の後にリカバリーして83kg級の人が80何kgかって増えるわけじゃないですか。
これ公平ですかね?
ルールがそうだからって言われたらそうなんですけど、公平か?って言われると僕は公平じゃないと思います。
だってベンチ台に寝っ転がる時に83kg超えてるんだもん。
そういう意味では水抜きとか禁止にして、尿比重を導入したりとかっていうのも、公平性を確保するために必要かと思います。
けれども結局は公平にはならないんじゃないかなと思います。
83kg級がベストの人と85kgがベストの人と87kgがベストの人と89kgがベストの人と絶対いるじゃないですか。
そうなったらそこの83kgっていう階級の区切りの根拠は何なの?ってなりますよね。
そうなったらその根拠は別にないと思うんですよ。
時々変わりますし。
だからそもそも
公平っていうのはありえない
っていうところからスタートですね。
体重制でベンチだけだと、例えばですけどめっちゃ短足の人でスーパーチキンレッグみたいな人は足に筋肉ついてないからそもそも有利じゃないですか。
体重軽くなるじゃないですか。
好きでベンチしかやらないのというのは別にいいんですけど、足を細くするために何もやらないっていう人も多分いると思うんですよね。
そういう意味で言うとパワー リフターってベンチプレッサーよりも足の筋量が多いから体重増えて不利とかっていうことになっちゃうじゃないですかね。
そうじゃないじゃないですか。
だから、正直体重制にせよ身長制にせよ、公平とか平等ってありえないんですよね、基本的に。
体重比の話しても、基本的には体重が軽い方が有利になるんですよ。
いくら体重増やしても、骨とか腱の強度には限界があるんですよね。
同じ人間なのでどんなにトレーニングしてもゴリラにはならないんですよ。
例えばフォーミュラとかも体重が軽い方が有利だったりします。
そのためにIPFポイントというのが新しく導入されてますけどもね。
そういう意味で言うと、IPFポイント勝負の大会というのは僕は面白いかなと思います。
無差別級とIPFポイント勝負の2本立ての大会とかは面白いかなと思います。
攻撃性の正体は劣等感
ちょっと話がかなり横道にそれちゃいましたけれども、これ正直どっちでもいいんですよ。
相対重量でもいいし、絶対重量でもどっちでもいいんですけど、この体重比問題に関しては何故お互い攻撃し合うのかっていう話ですね。
馬鹿にされたから攻撃するのかもしれないんですけど、これは
基本的には劣等感感じてるから
だと思うんですよ。
劣ってるとちょっとでも感じたんだと思います。
例えば体重が軽くて絶対重量がそこまで高くない人、その人が体重比関係なく絶対重量をバンと出される、例えば180kg、200kgというのを出された時に、自分の方が絶対重量で劣ってるなって感じてちょっとイラっとするんですよね、多分。
それで攻撃をする。
体重比が大したことないから、そんなの意味ないということになる。
一方で、ある程度体重がある人間は体重比、体重比って言われるんですよね。
そうすると今度は体重比というところで劣等感を感じ て、そこに対して攻撃する。
でも君らは絶対 重量が上がらないでしょ?っていう風になる。
で、そこにそれぞれの正義が発生して結果的には争いになる。
もうそれだけの話なんですよ。
なので僕が思う1番大事なことというのは、その劣等感というのは劣等性ではないから、ベンチなんか上がんなくてもいいんですよ。
劣等感を感じる必要はないんですよ。
劣等性ではないから。
劣等感というのは感覚なので、感じなきゃいいだけなんですよ。
本来の自分のパーソナルベストを出しやすい体重でやればいいじゃん!っていう話です。
減量はカッコいい。増量はダサい?
もっと言うと、体重を増やすのだって努力が必要なんですよね。
減らすのも、もちろん努力が必要です。
けど体重増やす方が多分おざなりされてますよね。
どちらかというと。
減量が美化されるっていうのが日本人の特性な気がします。
「あしたのジョー」のジョーと力石とか。
力石って確か10kg以上減量するんですよね。
蛇口に針金ぐるぐるに巻いて、ストーブの前でずっといるみたいな。
あと「はじめの一歩」の一歩と宮田ですよね。
確か一歩がフェザー級なので、宮田はフェザー級に残ろうとしてめちゃくちゃ減量する。
あと高村とブライアンホークとか。
ミドル級だったかな?あれは。
そんなので結構美化されますよね。
日本の漫画とかも、主人公がバカな大男を倒すみたいなのって日本人好きじゃないですか。
アメリカはそうでもないと思いますけど、 結構スーパーマンとかも筋肉ムキムキだけど、日本人ってなんとなくその筋肉ムキムキは頭が悪いみたいな、なんかそういう感じの描写って多いと思うんですよ。
なのでどちらかというと減量の方が美化されちゃいますけど、増量は増量で結構きついですよ。
僕は体重100kgになりたいなと思って結構頑張ってたんですけど、89kgから全然増えなかったです。
で、89kgの時にタンパク質もめっちゃ摂って、米とかもめっちゃ食ってたら、下血したんですよね(笑)
これが1週間ぐらい続いて、「さすがにやべえ」と思って大腸検査を受けに行きました。
結果的には何もなかったんですけど
あぁ・・・これ以上体重 増やせないな
ってなって結構がっかりしたっていう思い出があるんですよ。
なので、増量は増量で体重100kgにするっていうのってめちゃくちゃ大変うん なんですよ。
そこら辺で有利とか不利という話をすると、もちろん手の長さもあるし、肩幅もあるし、前述した足の長さもあるし、遺伝子で不利とかってなってきますよね。
だからとか言って、じゃあ遺伝子別ベンチプレス大会みたいのやるの?みたいになっちゃいます。
それはそもそも平等とかありえないという話になるので、何の条件なしにベンチ台とバーベルがあるそれが真の公平、真の平等だと僕は思います。
強い人の価値観
もう1個言いたいのは、相対値で勝負しても絶対値で勝負してもどっちでも強い人は
あんまごちゃごちゃ言わないんですよ。
例えば、児玉さんとかですね。
83kg級で230kg以上、練習で260kgとか上げる人は、別に自分が体重が軽いから、体重比で僕の方が上とかって言わないじゃないですか。
絶対値も相対値もやばいからそんなことでチマチマ争わないんですよね。
そうなればいいじゃん!っていう話 なんですよ。
相手が体重が重かろうがユーザーだろうが俺の方が重量上がる。
そういうのが1番かっこいいじゃないですか。
だったらそうなれるようにどうしようかって考えるんですよね。
不利だろうが俺の方が上がる。
それでいいじゃんって話なんですよ。
不利なのに勝つ方がむしろカッコいいじゃないですか。
自分より体重重い人より自分の方が上がる。
それ でいいと思うんですよ。
そうするとどうなるのかというと、他人と体重比を比べなくなると思うんですよ。
体重比にしろ何にしろ、他人と比べる必要 はほとんど無くなります。
すごい人は「すごいねっ」ってなるだけで
じゃあ、あの人に 勝てるように自分も頑張ろうってなるだけです。
結局比較対象は自分だけになる。
そうしたらそんな争いって起きなくないですか?起きないと思うんですよ。
なので、さっき言ったように劣等感の話んですよね。
劣等感と正義の話を色々話しましたけれども、結論としては体重83kgで230kg上げれば誰も何も言わない。
そんな男に僕はなりたい。
以上です。
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