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ベンチプレスのレベルをフォーミュラ係数で判定できる計算機
性別、年齢、体重を入力すると、あなたの性別、年齢、体重におけるレベル別の重量が計算されます。
レベル分けはフォーミュラ係数によって行っています。
表示されるレベル別平均重量は目安です。計算方法や基準値は計算機の下に記述します。
| レベル | 必要な1RM (kg) |
|---|
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各レベル平均挙上重量の計算方法
性別と体重における平均重量に年齢係数をかけて、各年齢における挙上重量を25歳〜40歳を標準として換算。
その挙上重量でフォーミュラを計算し判断基準に従ってレベル分けしています。
フォーミュラの判断基準
判断基準に用いている数字はある程度業界のコンセンサスのある数字を採用しています。
正確な決まりがあるわけではないので、目安程度にして下さい。
| レベル | フォーミュラ値の範囲 |
|---|---|
| 初心者 | ~59 |
| 初級者 | 60~74 |
| 中級者 | 75~99 |
| 上級者 | 100~114 |
| 超上級者 | 115以上 |
ウィルクス・フォーミュラについてはこちら(WORLD POWERLIFTING/WILKS FORMULA TABLEs)をご覧下さい。
自分のフォーミュラを計算したい場合は当サイトの
をご利用下さい。
年齢ごとの加算係数
以下に、年齢ごとの係数(倍率)を表にまとめました。
25歳〜40歳を1.0倍として年齢別に係数を割り当てています。
| 年齢 | 独自年齢加算係数 |
|---|---|
| 15歳 | 1.20 |
| 20歳 | 1.03 |
| 25歳 | 1.00 |
| 30歳 | 1.00 |
| 35歳 | 1.00 |
| 40歳 | 1.00 |
| 45歳 | 1.06 |
| 50歳 | 1.11 |
| 55歳 | 1.16 |
| 60歳 | 1.30 |
| 65歳 | 1.37 |
| 70歳 | 1.44 |
| 75歳 | 1.53 |
| 80歳 | 1.79 |
年齢係数の複数の論文、WEBサイトでの集計データに信用度レートを付与し、加重平均にて係数にしています。
計算方法の詳細はタブを開いてご確認下さい。(詳細で長すぎるので)
年齢加算係数の算出方法
本計算機の年齢加算係数は、1つの研究やWEBサイトの数値をそのまま使用したものではありません。
ベンチプレスの年齢別データを公開している複数の研究・データベースについて、それぞれの数値を同じ形式の「年齢加算係数」に変換し、データの信頼性に応じて重み付けして統合しています。
1.各データを「年齢加算係数」に変換
まず、各研究・データベースについて、25〜40歳前後のピーク年代を基準値「1.00」としました。
各年齢の係数は、
年齢加算係数 = 基準年代の筋力 ÷ 各年齢の筋力
で計算します。
例えば、基準年代のベンチプレス値が96kg、60歳の値が72kgだった場合、
96 ÷ 72 = 1.3333
となるため、60歳の年齢加算係数は1.3333となります。
この方法によって、kg、体重比、競技スコアなど単位の異なるデータを、すべて「基準年代に対して何倍補正するか」という共通の尺度に変換しました。
2.Strength Levelの年齢別データを係数化
Strength Levelでは、年齢別のベンチプレス基準値が公開されています。
Strength Level
https://strengthlevel.com/strength-standards/bench-press/kg
例えば男性Intermediateでは、25〜40歳の基準値を96kgとして、
- 45歳:91kg
- 50歳:85kg
- 60歳:72kg
- 70歳:59kg
- 80歳:47kg
となっています。
そのため、
45歳:96 ÷ 91 = 1.0549
50歳:96 ÷ 85 = 1.1294
60歳:96 ÷ 72 = 1.3333
70歳:96 ÷ 59 = 1.6271
80歳:96 ÷ 47 = 2.0426
のように年齢加算係数へ変換しました。
3.大規模パワーリフティング競技データを係数化
van den Hoekらは809,986件のパワーリフティング競技記録を分析し、年齢別のスクワット・ベンチプレス・デッドリフト基準を報告しています。[1]
男性ベンチプレスの90パーセンタイルでは、
- 18〜35歳:体重比1.95
- 36〜59歳:1.92
- 60〜79歳:1.60
- 80歳以上:1.31
でした。[1]
18〜35歳を基準1.00とすると、
36〜59歳:1.95 ÷ 1.92 = 1.0156
60〜79歳:1.95 ÷ 1.60 = 1.2188
80歳以上:1.95 ÷ 1.31 = 1.4885
となります。
この研究は正式な競技記録を非常に多数使用しているため、統合時には最も大きな重みを与えています。
なお、OpenPowerliftingの競技データも年齢別パワーリフティングデータの確認に使用しています。
OpenPowerlifting
https://www.openpowerlifting.org/
OpenPowerlifting Data Service
https://openpowerlifting.gitlab.io/opl-csv/
4.McCulloch年齢係数を共通尺度へ使用
パワーリフティングでMasters選手の年齢補正に利用されてきたMcCulloch Age Coefficientsも参考にしています。
Global Powerlifting Alliance – Master Age Formula
https://globalpowerliftingalliance.com/master%20age%20formula.html
McCulloch係数はすでに、
40歳=1.000
を基準とした加算倍率として表現されています。
そのため再計算せず、
- 45歳:1.055
- 50歳:1.130
- 55歳:1.225
- 60歳:1.340
- 65歳:1.480
- 70歳:1.645
- 75歳:1.835
- 80歳:2.050
をそのまま比較データとして使用しました。
Symmetric Strengthも年齢補正にMcCulloch系の補正を参考にしています。
Symmetric Strength
https://symmetricstrength.com/about
そのため、McCullochとSymmetric Strengthを別々の独立データとして二重に加算せず、同じ系統のデータとして扱っています。
5.年齢別ベンチプレス研究を係数化
Hernández-UgaldeはClassic Bench Pressを含むパワーリフティング競技成績と年齢の関係を回帰分析しています。[2]
この研究ではピークが約20代後半〜30代前半に位置し、その後年齢とともにパフォーマンスが低下しています。
論文には5歳刻みの年齢係数表が掲載されていないため、公開されている回帰曲線から各年代の相対値を読み取り、
ピーク年代の値 ÷ 各年齢の推定値
によって係数へ変換しました。
このデータは、各年代の絶対係数を決めるだけでなく、年齢係数がどのようなカーブで上昇するかを決めるためにも使用しています。
6.Latellaらの年齢群別データを係数化
Latellaらは1,368人のパワーリフターについて、年齢と相対筋力の関係を分析しています。[3]
男性ベンチプレスではOpenカテゴリーを基準として、
- Masters 1:11.8%低下
- Masters 2:19.7%低下
- Masters 3:27.0%低下
などの差が報告されています。[3]
例えば11.8%低下の場合、筋力維持率は、
1 − 0.118 = 0.882
となります。
これを加算係数へ変換すると、
1 ÷ 0.882 = 1.1338
となります。
同じ方法で各年齢群を係数化しました。
7.信用度に応じて重み付け
各データは単純平均せず、研究デザイン・データ数・ベンチプレスへの直接性などを考慮して重みを変えています。
成人以降の係数については、おおむね以下の比率を基準にしました。
- van den Hoekらの大規模競技データ:35%
- Strength Level:25%
- McCulloch/Symmetric Strength系:15%
- Hernández-Ugalde:15%
- Latellaら:10%
例えば70歳について各データの係数を、
A、B、C、D、E
とすると、
統合係数
= A × 0.35
+ B × 0.25
+ C × 0.15
+ D × 0.15
+ E × 0.10
という加重平均で算出します。
データが存在しない年代については、そのデータを除外し、残ったデータの重みが合計1.00になるように再配分しています。
8.同じ元データは二重計上しない
データ数を増やすために、同じ情報源を重複して加算することはしていません。
例えば、van den Hoekらの研究はOpenPowerlifting系の競技データを利用しているため、
van den Hoek + OpenPowerlifting
を独立した2つのデータとして同じ重みで加算していません。
同様に、Symmetric Strengthの年齢補正はMcCulloch系の補正を参考にしているため、
McCulloch + Symmetric Strength
についても完全に独立した2データとして扱っていません。
9.縦断研究で補正が過剰でないか確認
横断データでは、
「30歳の集団」と「70歳の集団」
を比較するため、年齢そのもの以外にトレーニング歴や競技継続者の選択などの影響が含まれます。
そこで、同じ競技者を長期間追跡した研究も確認しています。
Wilfらの長期競技データでは、男性ベンチプレスについて年齢による有意な低下が確認されませんでした。[4]
Latellaらの縦断的な分析でも、高齢のパワーリフターがトレーニングを続けることで筋力を維持・向上できることが示されています。[5]
これらの研究は直接加重平均するためではなく、
「横断データだけで高齢者への補正を大きくしすぎていないか」
を確認するために使用しています。
10.実用上の数値へ丸める
最終的な加重平均値は、そのまま小数第4位まで使用せず、計算機で扱いやすいように丸めています。
最終的に使用している年齢加算係数は以下です。
| 年齢 | 年齢加算係数 |
|---|---|
| 15歳 | 1.20 |
| 20歳 | 1.03 |
| 25歳 | 1.00 |
| 30歳 | 1.00 |
| 35歳 | 1.00 |
| 40歳 | 1.00 |
| 45歳 | 1.06 |
| 50歳 | 1.11 |
| 55歳 | 1.16 |
| 60歳 | 1.30 |
| 65歳 | 1.37 |
| 70歳 | 1.44 |
| 75歳 | 1.53 |
| 80歳 | 1.79 |
25〜40歳については、研究上のピーク年齢が20代後半〜30代に分布していることや、数%程度の差を過度に精密な補正として扱わないため、1.00に統一しています。[2]
15歳と20歳についても成人以降ほど直接的な研究データが多くないため、Strength Level、大規模競技データ、年齢回帰データを参考にしつつ、過度に細かな補正は行っていません。
参考文献
[1] van den Hoek DJ, Beaumont PL, van den Hoek AK, et al. Normative data for the squat, bench press and deadlift exercises in powerlifting: Data from 809,986 competition entries. Journal of Science and Medicine in Sport. 2024;27(10):734-742.
[2] Hernández-Ugalde JA. The Performance of Powerlifting Athletes During Their Lifetime. MHSalud. 2022;19(1).
[3] Latella C, van den Hoek D, Teo WP. Factors affecting powerlifting performance: an analysis of age- and weight-based determinants of relative strength. International Journal of Performance Analysis in Sport. 2018;18(4):532-544.
[4] Wilf O, Dunsky A. Age is a poor predictor of maximal strength in competitive powerlifters. Kinesiology. 2025.
[5] Latella C, et al. Using Powerlifting Athletes to Determine Strength Adaptations Across Ages in Males and Females: A Longitudinal Growth Modelling Approach. Sports Medicine. 2024;54:753-774.
その他の計算機
・【ベンチプレス】10/8/5プログラム スタート重量計算機
ベンチプレス フォーミュラ係数レベル判定計算機|Q&A
Q1. この計算機はどのような仕組みで動いていますか?
この計算機は、入力された「性別・年齢・体重」に基づき、フォーミュラ係数(Wilks式)を用いて各レベル(初心者〜超上級者)で必要な1RMを算出します。
フォーミュラ係数は体重に対する相対的な強さを数値化するもので、年齢補正係数を掛け合わせることで、世代間でも公平な比較ができるよう設計されています。
Q2. フォーミュラ係数とは何ですか?
フォーミュラ係数(Wilks Formula)は、体重の違いを考慮して「強さを数値化」するための指標です。
同じ挙上重量でも体重が異なる選手間で公平に比較できるように設計されています。
この計算機では、そのフォーミュラを用いて相対的な強さを判定し、レベルを自動的に分類します。
Q3. レベル分けの基準は?
以下のフォーミュラ値を目安にレベルを設定しています。
これは世界的な標準値と国内の平均データをもとに独自に調整しています。
| レベル | フォーミュラ値(目安) |
|---|---|
| 初心者 | 〜59 |
| 初級者 | 60〜74 |
| 中級者 | 75〜99 |
| 上級者 | 100〜114 |
| 超上級者 | 115以上 |
Q4. 性別や年齢はどのように影響しますか?
年齢や性別によって筋力の傾向が異なるため、以下のように補正を行っています。
- 性別:男性と女性で異なるフォーミュラ定数を採用
- 年齢:25〜40歳を基準(1.0倍)とし、若年層は高め、高齢層は低めに補正
これにより、どの年代・性別でも公平な比較が可能になります。
Q5. 年齢係数とは?
年齢による筋力変化を補正するための係数です。
25〜40歳を標準(1.0倍)とし、年齢が上がるほど倍率を高めて評価します。
例:
- 50歳 → 約1.09倍
- 60歳 → 約1.26倍
- 70歳 → 約1.49倍
この係数は STRENGTHLEVEL の年齢別平均値をもとに換算しています。
Q6. 年齢を「25」に設定する理由は?
25〜40歳が基準(1.0倍)のため、最も中立的な評価ができるからです。
この範囲では年齢補正が不要なので、純粋に性別と体重だけで比較できます。
Q7. 結果が思ったより低い場合は?
心配はいりません。フォーミュラ値は「総合的な相対評価」であり、トレーニング歴やフォーム精度にも影響を受けます。
基礎を固め、週2〜3回の練習を継続すれば、3〜6ヶ月で1段階上のレベルを狙えます。
Q8. フォーミュラ係数は公式大会でも使われていますか?
はい。世界のパワーリフティング大会では長年Wilks係数が用いられてきました。
現在は「GLポイント」への移行が進んでいますが、Wilksも依然として多くの評価基準として採用されています。
Q9. 体重比との違いは?
体重比(挙上重量 ÷ 体重)はシンプルですが、軽量級が有利になりがちです。
一方フォーミュラ係数は非線形補正式により、体重が重い人・軽い人のどちらも公平に評価できます。
そのため、競技力の比較にはフォーミュラ係数の方が適しています。
Q10. この計算結果はどの程度正確ですか?
フォーミュラ値は統計的な平均に基づく「相対評価」です。
競技経験や筋肉質の違いにより多少の誤差はありますが、自分の現在地を知る上では非常に有効な指標です。
Q11. 自分のフォーミュラ係数だけを知りたい場合は?
当サイト内の 【ベンチプレス フォーミュラ係数計算機】 を使うと、
実際の1RMと体重からフォーミュラ値を直接算出できます。
Q12. 今後、基準や計算式は変わりますか?
はい。今後はユーザーデータや最新の競技データを反映し、より実態に即した計算式にアップデートしていく予定です。
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